表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神の子扱いされている優しい義兄に気を遣ってたら、なんか執着されていました  作者: 下菊みこと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/107

とりあえず神の子ではないです

騒がしさに目を覚ます。


同じような服を着た大勢の人たちに囲まれており、ああパラディース教に着いたのだなとわかった。


そして私を取り囲んで騒いでいたパラディース教の面々は、目を開いて起きた私の瞳を見てさらに騒がしくなった。


曰く、ゴッドリープ様と同じ色だと。


なるほどゴッドリープ様とやらがこの宗教の要なわけだとなんとなく悟る。おそらく神か神の御使なのだろうな、うん。


「おや、騒がしいね。どうしたのかな」


そこに透き通るような声が響いた。


見れば、烏の濡れ羽色の長い髪、そして右目は珍しいアースアイで、左目は紫色の少年。


対する私は当然、烏の濡れ羽色の短い髪、左目は珍しいアースアイで右目は黄金色なわけで。


なるほど、この少年がゴッドリープ様とやららしい。神の御使扱いされているのだろうな、うん。


少年は私の色を見てやや驚いた表情。一方で私は多分納得のいった表情。


「…その子は?」


「キューは、キューケンです。ゴッドリープ様にお会い出来て光栄です」


丁寧に挨拶をする。


その私の落ち着いた…大人びて見えるらしい様子に教徒たちが騒つく。


そして言った。


「キューは、この色のせいで捨てられました。どうか、パラディース教に入信させていただき保護していただきたいです」


この色のせいで捨てられました、と言ったせいだろうか。教徒たちが黙った。というか息を飲んだ。


「ふむ」


「でもごめんなさい。キューは、この色だけどゴッドリープ様と違って神の御使とか神の子とかではないです」


先手を打つ。


神の御使扱いはごめんである。


すると、私をそういう目で見ていたであろう教徒たちが黙ったまま困った顔をした。


だが、ゴッドリープ様とやらは言った。


「ああ、問題ないよ。だってキューケンは、オレの妹になるべくしてここにきたのだから」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ