表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神の子扱いされている優しい義兄に気を遣ってたら、なんか執着されていました  作者: 下菊みこと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

69/107

オレの番に擦り寄るな

珍しくキューがオレより先に起きていた。


可愛い顔でオレに朝の挨拶をしてくれるキューに、今日も癒される。


しかしその後に続いた言葉に、オレはクソギツネに対しての怒りを覚えた。


『今朝もお狐様に夢の世界に連れて行かれたよ』


それだけでもムカつくのに、クソギツネはどうやらオレの番に擦り寄ったらしい。


キューがクソギツネを庇う。


『すまなかった、余計なお世話を焼いてしまったって反省してたよ』


『お狐様、現世では声が届かないんだって』


オレの番に擦り寄るな。


その言葉をぐっと飲み込む。


キューにかっこ悪いところは見せられない。


怒りの感情くらい、キューの前ではコントロールしないと。


でも、その分どうかオレを癒して。


『兄様ぎゅー』


キューと抱きしめ合う。


この子は、オレが目を離すとすぐに危ない目に遭うんだから。


やっぱり、この子はオレが守ってあげなくちゃ。


『キュー、愛してるよ』


『私もだよ』


愛を告げながらキスの雨を降らせる。


刺青だけではダメだとわかったので、マーキングだ。


オレの匂いが顔中に、身体中に残ればいいのに。


『兄様、心配しなくてもキューはずっと兄様と一緒にいるよ』


キューの言葉が今でも耳に残る。


どうか本当にそうであってほしい。


その後はいつも通りの一日を過ごした。


今度こそキューがクソギツネに攫われないことを祈って。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ