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神の子扱いされている優しい義兄に気を遣ってたら、なんか執着されていました  作者: 下菊みこと


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余計なことを

ムーンリットは、いい金蔓だ。


我がパラディース教は、刻々と規模を増している。


この総本山で引き受ける困窮者も後を絶たない。


だからこそ、必要な資金も増える。


お布施を促すために、お布施が一定額以上になればオレと会えるようにした。


「そうするとオレ目当てでのお布施は増えた」


そもそも、自立を促す宗教だから困窮者も自立していけばやがて少額であれお布施も落としてくれる。


そして、金が有り余る者はたくさん落としてくれる。


そんな中でオプションをつけたら、金が有り余る者はオレ目当てでお布施をさらに増やした。


ムーンリットがいい例だ。


いい金蔓だと言える。


「だからそれなりに、必要以上に優しくしてやったのに」


それが良くなかったのか、少しばかり傲慢になったらしい。


どこからキューの話を聞いたのか知らないが、キューを貶める発言をした。


「むかつくなぁ」


そして事もあろうに、ムーンリットが帰ってすぐキューの様子がおかしくなった。


オレに敬語を使い出したのだ。


「キューはそのままが一番可愛らしいのに」


きっとムーンリットが余計なことを言ったのだろう。


誰に聞かずとも想像がつく。


むかつく。


「けれど、短気な兄は嫌われるからね」


いつでも優しく、ゆとりを持って。


下のものに常に寛容であること。


それを大事に生きてきたのだから。


キューに嫌われたり怖がられるのも嫌だし。


一度や二度の失敗は、大目に見よう。


「これ以上やらかすのなら、わからないけれどね」


忠告は一応してあげた。


それで大人しくなるならよし。


ならないのなら。


「…我がパラディース教に刃向かったものと見做す」


ま、ムーンリットはきっとそこまで馬鹿ではない。


そう信じておくとしよう。


幸い、キューも少し諭したらすぐ敬語を止めてくれたしね!

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