表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神の子扱いされている優しい義兄に気を遣ってたら、なんか執着されていました  作者: 下菊みこと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/107

着替えてみる

「じゃあ、キュー。オレは部屋の外で待っているからね」


「うん、兄様」


兄様を部屋の外で待たせて、着物や洋服を物色する。


兄様が選んでくれた服はどれもこれも高級な上にセンスがいいから逆に迷うけど。


これにしようかな。


着物の着付けも、この世界に来て学んではあるのでさらっと自分で着た。


「兄様、着替えたよ」


そう声をかければ、兄様が部屋に入ってくる。


「…うん、可愛い」


部屋に入ってきて兄様は、優しい表情で私を見つめて褒めてくれる。


妹、だなんて優しい兄様が機転を利かせてくれた言い訳だけれど。


本当に妹として可愛がってくれる兄様は、この短時間で大好きになった。


「とても似合うよ、キュー」


「ありがとう、兄様」


春らしい桜色の着物は、しかしデザイン自体は落ち着いた柄で。


女の子らしい色合いだが、柄はそこまで子供子供してないのがお気に入りポイントだ。


今のキューケンちゃんとして生きる私にはたしかに似合うだろう。


「ふふ、じゃあ前の服は捨てるね」


そう言って近くにいた教徒にさっきまで着ていた服をパスする兄様。


教徒はそれを受け取るとゴミ箱へ捨てに行った。


私としては特に未練もないので別に構わないが。


「キュー、兄様はキューを捨てたりしないからね」


「兄様、ありがとう」


「キューも、勝手に逃げたりしないでね」


逃げたりとはなんぞや。


どうせどこにも行くあてなどないのに。


「うん、どこにも行かないよ」


「良い子」


兄様に撫でられるのは、やっぱり好きだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ