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神の子扱いされている優しい義兄に気を遣ってたら、なんか執着されていました  作者: 下菊みこと


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番外編 婚約発表直後

ゴッドリープ様とキューケン様の婚約発表直後、教徒たちは会場内にしばらく留まり話し込んだ。


「キューケン様がゴッドリープ様と婚約なさるとは…」


「ゴッドリープ様は一体なにを考えていらっしゃるのか…」


「いや、ゴッドリープ様とキューケン様に血の繋がりはないから問題はないだろう」


俺の言葉に、他の教徒が反応する。


「は?ゴッドリープ様とキューケン様は双子だろう?」


「いや違うが?幼い頃にキューケン様が入信して、ゴッドリープ様はちょうど妹が欲しかったと仰ったから兄妹同然に育っただけだぞ」


「は!?」


「あんなに似てるのに!?」


「まじで!?」


俺以外の教徒がざわざわと騒ぎ出す。


そうか、もうキューケン様が入信してしばらくが経つから知らない教徒の方が多いのか。


これはあらぬ誤解が広がりかねないと思い、会場から教徒たちが退場する前にマイクを握って大きな声で伝えた。


「ゴッドリープ様とキューケン様には血の繋がりはないので、血の問題はないからみんな安心してクレー!」


俺の言葉に会場内はざわざわしたが、真相を知る教徒たちがそれぞれ近くにいる『ゴッドリープ様とキューケン様は双子』と誤解する教徒たちに説明をして回って誤解は解けた。


ゴッドリープ様とキューケン様に血の繋がりがないとわかると、教徒たちは一気にお祝いムードになった。


ゴッドリープ様とキューケン様のご結婚はこちらとしては万々歳だから。


お二人ともパラディース教の要であるし、何よりお二人の仲の良さを考えればもう他に誰が結婚相手に相応しいというのか。


ということで、最初は反対しそうだった雰囲気の教徒も手のひらをクルクルと回してお二人を祝福する。


「ふぅ、早急に誤解を解いて正解だったな」


変な事態にならずにほっと胸をなでおろす。


もし教徒たちがお二人の結婚に反対でもしたら、パラディース教は確実に分断…あるいは解体の流れになっていたかもしれない。


ゴッドリープ様ならキューケン様のためならそこまでしかねない。


その後俺は、他の教徒たちから真実を教えてくれてありがとうとしばらく謎に持ち上げられまくることになった。


挙げ句の果てにゴッドリープ様とキューケン様のお付きの二人によくやったと褒められまくりなんとなく物凄くいいことをした気になった。


「お二人の幸せがこれからも続きますように」


お二人の関係性は兄妹から夫婦に変わるが、お二人の幸せを願う教徒たちの気持ちは変わらない。


俺の行動がその一助になれば幸いだ。

婚約発表の後、教徒たちはこんな感じでした。

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