春の俳句(お題はジャンケンですか?)
『春野原 チョキが出来ない ベソっかき』
小さな指がちゃんと“チョキ”の形にならなくて“グー“と”パー”しか出せない。(“グー“と”パー”だけじゃ勝てないの!)
大きくなって“チョキ”が出せるようになったら、頭の回る大きな子が想定外の“ズル”をして、何かおかしいと思いながらも指摘できずに言いくるめられる。
幼い頃はジャンケンで悔しい思いばかりしていたような気がします。
でも、いろいろなローカルルールがあって、面白いですよねジャンケンって。
『子猫の昼寝 乾燥機は静音』
“子猫”という春の季語があるのだそうです。ビックリ。面白いので早速使ってみました。
この句の子猫は家の猫ではありません。洗濯場の窓を開けた所が駐車スペースになっているのですが、そこでよく近所の猫が昼寝をしているのです。
それにしても、最新の家電はいろいろと進化していますね。
『夜明け前 誰を呼ぶのか 遠き雉』
“雉”も春の季語なんだそうです。
この鳥は高くて鋭い声で鳴きます。夜明け前の静けさの中、遠くから何度も聞こえる雉の声は、何か切なくて寂しげでした。
じつは『頭隠して尻隠さず』の語源の生き物なのだとか。
近所でよく見かけます。田んぼとか空き地とかをヒョコヒョコ歩いているのです。人がすぐ近くに寄っても逃げません。本当に野生なのかと疑ってしまうくらい。
車の運転をしていて、すぐ目の前をすごい勢いで横切って行ったこともありましたね。もしかしたら飛ぶより走ったほうが早いんじゃないかしら? 鳥なのに。
かなりの不思議生物だと思います。