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レッドアイデーモン  作者: 晩
1/1

悪夢

100話くらいまで続けたい。


 私は裕福な家族に生まれ、ソルテと名付けられた。

家族は私を愛し、育ててくれた。しかしその幸せな日々は長く続かなかった。

6月13日私が物心を持ち始めて5歳の誕生日を迎えた時、悪夢それはきた。

その日は、お姉ちゃん、お兄ちゃん、お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん。みんなが誕生日を祝ってくれた。豪華な夜飯を食べ、ケーキも食べた。その上、みんなからおもちゃやぬいぐるみのプレセントを貰った。とっても楽しい1日だった。

 その日、私は眠りについた。

そして悪夢を見た。

夢の内容ははっきりと覚えている。

いつものようにに生活をしていると、黒い影が現れた。最初は小かったが、少しずつ大きくなっていき視界を少しずつ黒く染めた。そして最後には、家族みんなを黒い影が覆い、みんな真っ黒になった。体のシルエットはそのままだが、目が赤くなっていた。そしてみんな私に向かって言った。

「悪魔、出て行け」

「悪魔、死ね」

そして黒い影が私を覆い視界が真っ暗になった途端、私は目を覚ました。


「はっ」

まだ小さかった私は幼い声を出して、飛び起きた。

「お嬢様、大丈夫ですか?」

メイドの1人マリアが私の部屋のドアを開けた。そして私を見るなり、顔を真っ青にして言った。

「悪魔...」

私は悪夢がまだ忘れらず助けを求めた。

「マリア、こわいよ。みんな私のこと、悪魔、悪魔って言うんだよ、なんで、私、悪魔じゃないのに」

そんなことマリアは聞かずに走って行った。

数分程で部屋に知らない銀の鎧をきた兵隊さん達が来た。そして私は兵隊さん達に両腕を捕まれ持ち上げられた。そのまま私は家の外に連れて行かれた。

馬車が見えた。でもそれは私がいつも乗っていた綺麗な馬車じゃなくて、汚い木で出来た馬車だった。

そして後ろの荷台に乗っていたはの物じゃなく、檻に入れら元気のなさそうな人達が5人いた他に10歳クラいの少年がいた。

ワゴンにも怖そうな2人が馬車の紐を引いていた。

「何するの?なんでこんなことするの?」

私がもがいたが、兵隊さんの力には勝てなかった。

「シャルロット家に貴方みたいな悪魔の子は要りません。」

これが最後に聞いたお母さんの声だった。

そのまま私は荷台の檻に入れられた。後ろを見ると、遠くで家族のみんなが私の方を怖い目で見ていた。

私は怖くて何も言えなかった。


馬車が動き出す。

檻の中には、お爺さんや少し大きめの男の子や女の子が下を向いていた。

そのうちの一人が私の方を見たが顔を青くしてすぐに顔をそらした。


私もみんなから、顔をそらした。


「おい、奴隷どもさっさと出ろ」

男の怒鳴り声で目を覚ました。辺りは家の庭ではなく、真っ暗な牢屋みたいな場所の前だった。

そして言われた通りに開かれた檻から出る。

すると、太っとているヒゲを生やしたおじさんがこっちを見て嬉しそうにしていた。

「おお銀髪碧眼美女、って、お?これは怖い怖い、黒と赤の目ん玉とは。」

そう言いながら服の裾を破って、それを私の目の上のかぶせてそのまま頭の後ろで巻いた。

「この外見なら高く売れるな」

その人は私のことを少しも気にかけていなかった。気にかけていたのは外見だけだった。

「さっさと並べ!」

別の男の怒鳴り声が聞こえた。

言われるがままに私たちは1列に並ぶ。


そして前から一人ずつに両手に両足に手錠がつけられていく。

足の鎖は全員と繋がっていた。


私の番が来た。

ガタイがいい黒人のおじさんが私の前にしゃがんで、手錠つけられ、その後に足に鎖が長めの手錠もつけられた。

私達全員に手錠をつけ終わったおじさんは、ヒゲおじさんの隣に行って

「終わりました」

と一言いって馬車のワゴンにドスッと座り込んだ。

ヒゲのおじさんは馬車の荷台から皮の鞭を取り出しす。

そして、左の手のひらに鞭を軽くペシペシやりながら叫んだ

「お前ら牢に入れ。」

そう言うと私達に向かって鞭を降り始めた。

「痛っ」

少年に鞭が当たる。

少年は憎たらしそうにヒゲのおじさんを見る。するとおじさんは

「生意気な目でこっちを見るな。ドブネズミめ。」

鬼の形相で少年を鞭で打ち始めた。

「ベシッ」

鞭が当たる音の後に少年の苦しみの叫びが聞こえる。

列の前の方に少年はいたため姿は見えなかったが、苦しみと痛みがこっちにまで伝わる気がする。


私達は逃げるように牢屋に入った。

牢屋は私の部屋ほどの大きさもなかった。私達7人で入って少しだけ空きができるくらいだった。


牢屋に入って改めて全員の顔が見えた。

この牢屋に入っていた人達はこうだった。

黒い髪と目の優しそうなお姉さん。茶髪の痩せているお兄さん。同じく茶髪で痩せているお姉さん。筋肉が凄い髪の無いおじさんと痩せても太ってもいない金髪に青い瞳のお兄さんに茶髪の少年だった。

少年は腰に1枚の布しか着ておらず身体中の赤い傷が目立っていた。

「大丈夫?」

少年の方に近寄る。

「こっちくんな悪魔」

すごく嫌そうな顔された。

「なんで悪魔って呼ぶの?」


「そりゃお前が悪魔サウロと同じ瞳を持ってるからな。」

悪魔サウロ?前にお母さんに読んでもらった絵本に乗ってた悪魔かな?そういえばサウロの目は周りが黒くて真ん中だけ赤かったけ?それと同じ目てことはサウロに呪われたのかな?

「なんで、それだけで私が悪魔になるの?」

不満を吐き出す。

「お前みたいな瞳を持った奴は必ず人を殺す。俺の親だってサウロの瞳を持ってたやつに殺された。兄さんと姉さんと一緒に逃げてきたけど奴隷商人に捕まって今はこうだ。」

そう言うと隣に座っていた茶髪のお兄さんとお姉さんもこっちを憎たらしそうな目でこっちを見ている

怖かった。私も少年の時みたいに傷つけられるのでは無いかと思い誰もいなった端っこにくるまった。

気づいたら寝てしまっていた。

すごく疲れていたのであろう。










奴隷の扱いってこんな感じなのか、な?

これからが少しでも楽しみと思う方はブクマお願いします。

1個やる気も倍になるので。

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