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過去へ届く手紙  作者: こりゅー
9/19

第九話「再び学校」

遅くてすみません!

「てかなんだよ!なんであんな態度なんだよ!はらたつー!!

 はぁーこれからどうしよう…なんか最近この言葉ばっかり言ってる気がする

 もう坂上中学に行くしかないかなー。あのおっさんに聞くしかない!」


そして坂上中学校に向かった


「着いたはいいけど居るかな」


時計は六時を指している。グラウンドには人の姿はない


「あっ校舎に電気が点いてる。行ってみよう」


こそこそしながら学校内に入った


「さてどう探そうかな…職員室まで行くのは危ないしなー

 ここで待つか」


1時間後


「……………………………………………」


(来ない!1時間も待ってるのに来ないよ!やっぱり帰っちゃったのかなーどうしよう……ここは!)


「帰ろっかなー帰っちゃおうかなー」


(これこそ帰ろう帰ろう作戦だ!探し物を探すのを諦めた時に見つかるという原理を利用した作戦!)


「来ないしなー帰るしかないかー!…………………虚しくなってきた…帰ろ」

「おやあなたは」

「!?」

「やっぱり!あの時の風華さんの知り合いの方ですね」

「はっはい!そうです!」


(マジで!?ほんとに来た!?……ふっふっふ…さすがだ。作戦成功だな!)


「どうしてここに?まさか何か分かったんですか!」

「すみません…あんまり進んでいません」

「そうですか…」

「ですが今日、風華に会いに行って分かったのは田島唯という生徒が原因ということです」

「唯ちゃんが原因ですか」

「はい。なので田島唯の顔と情報を聞こうと思って来ました」

「…分かりました。教えましょう。私について来てください」

「ありがとうございます!」


そう言って…あれこの人の名前分かんない!


「すみません。名前を教え合ってないですよね?」

「そうでしたね。横田といいます。詳しくは対話室についたらにしましょう」

「わっわかりました」


そう言って横田さんについて行った


「着きました。写真を持って来ますので少し待っていてください」

「わかりました…」


(なんかすごく順調じゃない!まぁいい事だけどさ)


「お待たせしました」

「いえいえ大丈夫ですよ!」

「まずは自己紹介でしたよね。私の名前は横田五郎といいます。風華ちゃんと同じ学年の3組の担任をしています。前にも言いましたが風華ちゃんに数学を教えています」

「僕の名前は加藤直樹。歳は21で探偵をしてます」

「21歳で探偵とはすごいですねー」

「あっありがとうございます」


(信じてないな…話を変えよう)


「ほっ本題に入りましょう」

「そうですね。まずこの子が唯ちゃんです」

「へーこの子が……!!!」


(こっこいつは!?商店街でけんかした女子中学生じゃねーか!

 あいつが田島唯だったのかよ!)


「どうしたんですか?」

「いえ…すみません続けてください」

「えっ…あっはい。初めて唯ちゃんを見た時に思ったのは『静かな子だな』でした」


(静かな子だって!あいつがー!?)


「それから成績は良いです。運動は苦手でした

 ほとんどの時間には隣に風華ちゃんがいました。楽しそうに話していましたよ

 いつも髪には風華ちゃんから貰った髪飾りを着けていました

 すみません。これくらいしか…」

「大丈夫ですよ。助かりました、ありがとうございます」


そう言って立ち上がった


「行くんですか?」

「はい」

「明日からどうするんですか?」

「田島唯に会います」

「どうやって会うんですか?」

「顔が分かったので大丈夫です」

「そうですか…大丈夫そうですね。頑張ってください。それから…頼みます」

「任せてください!また詰まったとき、困ったとき助けてくださいね」


返事を聞かずに対話室を出た









最後まで読んでくださってありがとうございます!

嬉しいです

これからも自分なりに頑張っていきます!

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