第四話「二年前の世界」
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「よしっ着いたぞー
……ん?」
出たところに二年前の自分がいた
しかし、いたとしても話さない
自分達の暗黙の了解で決まっていることだからだ
なので二年前の自分を無視して外に出た
「寒いなーもっと着てこればよかったな」
と後悔しながら風華ちゃんが渡してくれた紙に書いてある住所へ向かう
その住所の所に着いたら普通の一軒家が建っていた
(ここが風華ちゃんの家か…普通だな
なんて言うか……普通だな)
何とも言えない気分になった
(ここからがめんどくさいんだよなー
早く済みますように……済んでください!)
やっぱり最初は誰も信じてくれない
手紙には誰にも言ってない、自分だけの秘密を書いてもらっている
それで信じてくれる人もいるけど、やっぱりそれでも信じない人もいる
ストーカー扱いされたり、なんで知ってんだと怒鳴られたこともある…
ひどいときは警察呼ばれたこともあった
(たのむぞー)
そう願いながらインターホンを押す
「はい」
少し暗めの女の声が聞こえた
(風華ちゃんかな)
そう思いながら
「前田風華さん宛に手紙です」
「わかりました」
そう言って二年前とあまり変わらない風華ちゃんがドアを開けて出てきた。
(二年後と変わってないな)
そして笑顔で言った
「未来のあなたからメッセージが届いています。
それは未来のあなたからの助言です
あなたはそのメッセージをもらって
未来の自分と同じ道を選ぶのか…それとも違う道を選ぶのか
考えてくださいね」
最後まで読んでくださってありがとうございます!