第4話 自己紹介と赤ちゃん言葉!?
ちょっと短いですが、すみません^^;
三人に問う。
「「「はぁ・・・」」」
が、溜め息が返って来た。
(えぇ!?なんで〜!?・・・僕悪いことしたかな?・・・あっ、なんでだろう・・・少し目から汗が・・・)
「うぅ・・・」
「わぁぁ〜!優、そんな顔しないで!!!あたしが悪かったから泣かないでぇーーーー!」
「じゃあ・・・なんで?」
「いや、あの、だってさ、優がみんな自己紹介してるのに聞いてるだけだったから・・・」
そう気まずそうに奈津実さんが言ってきた。
話を整理すると、みんながじ順番に自己紹介をしていき自分の番がきたのに、その本人がいっこうに動きを見せなかったから、だそうだ。
(ん・・・?だったら、言ってくれても良いよね・・・?・・・あっ、でも順番を守れなかった僕も悪い・・・・・)
考えてみた結果、自分が悪いという結論が脳内で決定された。
「す、すみませんでしたぁー!」
僕は物凄い勢いで頭を下げる。何度も何度も。
「や、八神さん。そろそろ止めておいた方が宜しいかと・・・」
いっこうに止めない僕を見かね、佐藤さんが申し出てきた。
「あっ!そうだった!」
(あうぅー・・・またやっちゃったよ・・・もうさっさと自己紹介して話を進めちゃおう!いざっ!・・・・・・・ん?)
下げた頭を勢いよく上げた・・・が、何かがおかしい。
しかし、それはすぐに分かった。いつの間にか体育館が静まり今日参加していた人たち(進入生や先輩方、そして先生と新入生の親の方々)が、コチラに注目している。
(な、なに!?このなかで自己紹介しなくちゃいけないの!?無理無理!僕は目立つのが嫌いなんだ!・・・・・・・・十分目立ってるけどさー!)
色々考えている内に痺れを切らした亜耶さんが「優ちゃーん?早くしないと、あーんな事とかこーんな事とかバラしちゃうぞー☆」とか、言い始めた。
でも、
「「「「「「あーんな事とかこーんな事って「なに?」「なんですか?」?」」」」」」
んっ?いま色々被ったような・・・?
そんな事はどうでも良い!早くしないと亜耶さんに、ある事ない事・・・修正。ない事ない事言われてしまう!
もうどうにでもなっちゃえーーーーー!
「ぼ、僕のなみゃえは八神優でしゅ!よろちくお願いしましゅ!」
あれっ・・・・・・・・・・・・・?
(だぁーーーーーー!またやっちゃったよぉーーーーー!?)
僕は勢いに任せて自己紹介したは良いが、うまく発音出来ず赤ちゃん言葉になってしまっていた。
「いまにょは、なちでしゅ!」
訂正しようとして墓穴を掘る僕であった・・・・・・・・・。
ぼーーーーーーーーーー
(な、なんなの・・・・?)
僕は、自己紹介を失敗してそれを訂正しようとして見事失敗。
が、なぜか誰も言葉を発しない。笑われるのを覚悟していたのだが、みんなボーっとしていて、心ここに有らず。という感じだった。
実は、問うの本人が知らない間に物凄い事が起きていた・・・・・
(((((((か、かわいい・・・・・・・!))))))
いま体育館の中にいる人全員が以心伝心しているのであった・・・
そして段々と欲望が高まっていく・・・
「あの人は・・・・・・・・・私の物だ!!!」
「お持ち帰り・・・・・・・」
「好きですぅ〜〜〜〜!」
など、本人が知らぬ間に色々な人の思惑が飛び交うのだった・・・・・