表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/7

第3話 怖いものは怖いんです・・・

まだまだ続くよ〜w

今、僕の近くには見覚えがある顔の少女が三人いた。


それは奈津実さん、舞さん、佐藤さんだ。


亜耶さんの合図とともにチーム決めが始まりすぐにこの三人が集まってきた。


(結構人が居たのによく僕の居場所が分かったなぁ・・・レーダーでも付いているんだろうか・・・)



奈津実さんの話しによると舞さんは足を怪我してしまい今回は見学になるようだ。


が、当の本人は・・・


「応援で頑張るから〜♪」


と、ちっとも残念がってなかった。


奈津実さんは、いつもどうり「頑張るよー♪」と言っていて、佐藤さんは・・・


「八神さんは・・・私が守ってみせる・・・!」


と何度も呟いて自分の世界にトリップしているようだ。


そんなみんなを見ていた僕はというと・・・




(本当に大丈夫なのかなぁ・・・?)



不安と心配で、隅の方でこっそり泣いていた・・・。















「君達ってチームまだ組んでないの?」


僕が隅で泣いていると誰かが話しかけてきた。


それは二人の少女で、一人は背が高く髪が長い。もう一人は背が低く(僕よりは少し高いが・・・)髪が肩のくらいに切りそろえられた少女だった。


しかし、注目すべきはそこじゃない。僕はその少女達を見た瞬間固まってしまった。


(綺麗だ・・・)


今まで見た事がないってくらい美しい少女達が目の前に立っていて僕はただただ見入っていた。


「せ、生徒会長と、ふ、副会長!?」


そんな時、奈津実さんが慌てたように頭を下げた。


「そんなの今日は関係ないわ」


「そうそう。今日は楽しみましょう」


話しが勝手に進むなか、僕は取り残されていた。


「生徒会長・・・?」


「そうです。さっき新入生への挨拶でステージに出ていましたよ?」


僕の呟きに反応した佐藤さんが教えてくれた。


「・・・・・ごめん。僕覚えてないや・・・」


そう。僕は入学式のほとんどを寝て過ごしていた。だからほぼ何も覚えていないのだ。


「貴女が八神さんね?」


「ひゃい!?」


突然背の高い方の少女が話しかけてきたので思わず声が裏返ってしまった。


すると、周りからクスクスと笑いがおこる。


(うぁ〜〜〜!恥ずかしいよぉ!)


「八神さんって面白いんだね」


「いや、あの、これは・・・」


顔が熱い。血が顔に集まり、真っ赤になった顔で慌てている自分が想像できる。


「それはそうと、自己紹介がまだだったよね?」


「あっ、そうだったね」


勝手に話を進めている先輩方。


(なんかもう・・・チームのメンバーって決まってる?)


そう考えていると背が高い方の少女が自己紹介を始めた。


「んじゃ、私から。みんな知ってると思うけど、三年で生徒会長をしている『伊集院いじゅういん 遥香はるか』って言います。ヨロシクね」


「同じく三年の副会長をしている『たちばな 紗紀さき』です」


「あ、あたしは新入生の加藤奈津実です」


「北条舞でーす」


(へぇー舞さんの名字って北条って言うんだ・・・)


「佐藤葵です。趣味は・・・八神さんの観察と・・・」


みんなが自己紹介していくなか、佐藤さんだけ最後の方がゴモゴモ言っていて、聞き取れなかった。


「・・・・・」


「・・・・・」


「・・・・・」


何故か、あの三人(奈津実さん、舞さん、佐藤さん、だ。)が、静かになりコチラを見ている。


後ろを振り返ってみる・・・誰も居ない。


ちょっと、右にずれてみる・・・三人(しつこいようだが、奈津実さん、舞さん、佐藤さん、だ。)が、相変わらずコチラを見ている。


三人が見ているのは、自分じゃないかもしれないから試しに左右に動いてみる。


三人の顔は僕の動きにあわせて左右に動く。


今度は走りながら三人の周りを走ってみる・・・


「!!?」


すると、三人は体はそこで固定しているのだが顔はしっかり僕の方から変えようとしない。


(ねえ!あれっておかしくない!?だって360度、顔が回ってない!!?下手なホラー映画より怖いよ!しかも、ずっと僕を見てる・・・・・なんか、周りの人も怖がってるよ!?・・・あっ!子供がコッチを指さして泣いてる・・・)


「ままぁ〜!あのお姉ちゃん達怖いよぉ〜!」


「あんなの見ちゃいけません!夜トイレに行けなくなったって知りませんよ?・・・ままだってね、怖いのよ・・・」


(・・・・・。ああいうの初めて見ちゃったなぁ・・・後、ままも怖かったんだ・・・)


最終的に僕が怖くなって動くのを止めた。


「「「じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」」」


もう口々から擬音を言い始める始末だ・・・。


何故自分がしつこいくらい(ホラー以上に怖いくらい)に見られているのか分からないので聞いてみる事にする。


「み、みんなどうして僕を見てるのかな・・・?」


そう三人に問う。










「「「はぁ・・・」」」









が、溜め息が返ってきたのだった。


(えぇ!?なんで〜!!?)






何処か変な所があったり、もうちょっとこうしたら良いんじゃない?って言うのがあったら言ってくださいね〜w

あと、感想もヨロシクお願いします♪

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネット小説ランキング>現代FTコミカル部門>「ボクのイバショ」に投票 ネット小説の人気投票です。投票していただけると励みになります。(月1回)
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ