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Contractor†Goddess  作者: 月詠 桔梗鑾
1章:出会い編
2/8

入学式

転載していますが、内容はファンタジー寄りにしたつもりです。では、どうぞ


目の前に広がる広大な敷地

今日から私が4年間通うであろう名門校



――――ラタン魔法学園

実力が物を言う完全サバイバル学園



他者の干渉を極力避けるため生徒は勿論のこと、教員も皆寮に入ることを義務付けている完全なる全寮制


更に、王宮に後れを取らない程のセキュリティシステム




「うわー、おっきい」


≪ミシェル口、口が開いてるよ≫



言われなくてもわかってるよ

そう思いつつ、だらしのない口元を引き締める



「今日から4年間ここで生活するんだよ、すごいね」


≪わくわくするね≫



さっきから私と会話をしているのは人間ではない

現に私の周囲には誰もいない



他の新入生は今頃入学式の真っ最中だろう



え、私?

勿論例外なく新入生です



遅刻した理由は言わずもがな寝坊だ

今まで生活習慣とやらが乱れまくっていた私が今日からさっと正せるわけがない



そんな遅刻した私と会話をしているのが

私の霊獣ラクア


霊獣とは一般に白魔法使いが使役する攻撃系統の精霊

白魔法使いは回復にこそ強いけれど、攻撃はめっぽう弱い



それをカバーしてくれるのが霊獣

白系統の霊獣は白魔法使いにしか原則呼び出すことができないと言われている



霊獣は生まれた赤子にもう宿っている

つまり生まれたときから一心同体っていうわけだ


この現象を私達魔法を使える者はこう考えている

過去の契約と...



生前、つまりは自分前世でその霊獣と契約を交わし転生の後再び自分を護るようにするというもの




魔法と一概に言っても様々

生活をするうえで必要最低限の魔力は皆等しくある


彼らを普通の人間とした場合、魔法使いと呼ばれる人間は生まれたとき目が等しく紅い


目が紅い人間は魔力を多く持っている証

大人になれば色彩を操り自分のすきな色に染めることができるから一見普通の人間と変わらない容姿にできるかもしれない



でも生まれたての子供にそれは出来ない

魔法使いは国で絶対的な補償を受ける対象となる


希少な魔法使いの種である子供を誘拐することなんてざらにある

魔力が他人より多くあっても使い方の知らない子供なんて敵じゃない



だからそんなひ弱な自分を護るため考え出された過去の契約

前世のうちに保険をかけているっていうこと



今じゃ霊獣と一緒に生まれてくることイコール魔法使いみたいなものだけれど...


霊獣は魔法使いしか使役できない

私達人間は生まれ落ちた瞬間、普通の人間か魔法使いかに分けられるのだ



私はラクアという霊獣と共に生まれてきた

だから私も一応、魔法使いと名乗れる人間


そんでもって、白魔法使い



基本霊獣との意思疎通は念話と呼ばれる頭の中での会話

だから私のように声に出すことはまずありえない


傍から見ればひとりでぶつぶつ喋っている君の悪い女にしか見えないだろう


考えて痛いわ



「ねー、会場ってどこかな」


呑気に歩きながら探す

もはや探す気力もないんだけどさ



≪もう行く気ないくせによく言うよ≫


我が霊獣は私の心までわかっていらっしゃる

呆れたように言うラクアに何も言えません



―――――――――――――――――――

――――――



暫く適当に歩いていると突如目の前で風によって葉が舞い上がった

自然の力じゃなくて、故意に人間の手によって...




「誰ですか?」


私の目の前に現れた赤銅色のフードを深くかぶった人物


どう見ても同じ新入生ではないだろう

若干の警戒と共に相手の出方を待つ



「我が主が貴方様をお待ちでいらっしゃいます。ご案内致します故、着いてきてください」


抑揚のない淡々としたリズムで目の前の人物は言った

声音からして女性だと思われる



(それで、警戒が解けると思ってるのかなーこの人)


第一に貴女の主とは誰でしょうか

第二にどこに案内されるのでしょうか

第三にどんな要件なのか具体的に教えてはくれないんでしょうか



怪しい

怪しすぎる


しかも今は入学式真っ最中

まるで狙ったかのようなタイミングだわ



と、そんな私の警戒心を察したかのようにラクアが反応した


≪大丈夫だよ。この人多分...あのジィさんの付き人だから。同じ気配がする≫



ラクアの言うあのジィさんとは一人しか浮かばない

でもラクアが言うんだからきっとそうなんだろう


「あの、確認だけしてもいいですか?」


「はい」


「あなたはヴァンの?」


尋ねると静かに首を縦に振った

余計なことは喋らないけど、態度では表してくれるらしい



ヴァンとは、私をこの学園に入学させるきっかけをくれた人物

私とラクアはそんな彼のことを公式の場以外ではジィさんと愛称で呼んでいる



揺れるフードの後を追う

彼女に着いて行きながら思う事は、ジィさんには私が遅刻したことも御見通しだったってこと



――――――――――

―――――




「こちらになります。主はこの奥に...。私はこの場にて失礼させていただきます」



いつの間にやら校内に入り入り組んだ道を進んで着いた先には、他の扉より些か豪勢な作りをした扉が現れた


案内をしてくれた女性はさっと消えてしまった

彼女は、ジィさんが使役していた精霊の一人だったのか...



ノックをしようとしたら触れる前に扉が開いた

おおう、自動ドアだ



小さく失礼しますと呟いて中に入る

ふかふかな絨毯が優しく足を包んでくれる


「まさかお前が入学初日から遅刻してくるとは思わなかったよ」



扉が閉まった途端

奥からやけに渋いハスキーな声が聞こえてきた



「それにしては、随分といいタイミングで付き人が来てくれたよ?」


「阿呆、探させたんだよ。無駄にフラフラしおって、いらん力を使ったよ」



怒るようなそ、だけど優しい表情で私の目の前にその男は現れた



何か月振りだろう?

私がこの学園に入学するきっかけを作ってくれた人


私がこの学園に入学する手続きをしてくれた人


赤い燃えるような髪色と、同色の赤い瞳をした50代後半と思われる初老の男性


「久しぶりだね」


この学園に来ないかと誘われてから一年

ジィさんに笑いかけると、呆れた表情


「阿呆、そんなに経っとらんよ」



そう言って小さく笑った

確かに、ジィさんにとってこの一年はそんなに長くは無いのかもしれない



かなり中途半端かつ、理解不能なところが多かったと思います。付箋貼り過ぎましたすいません。ファンタジーだからと調子に乗りました←


お気に入り登録してくださった方、本当にありがとうございます

ここまで読んでくださってありがとうございました

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