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25冊目「俺会議さん修行に付き合う」


「うーす。なんか久しぶりな気がするでゴザルな。御苑あたり攻めないでゴザルか?」

「悪ぃ、先約があるんで脳内会議にかけるまでもなく今日は遠慮させてもらうぜ。また今度なー」

「そうでゴザルかー。あ、西風との合同レイド、オーダー出てるでゴザルよ。暇なときに目を通しとくとよいでゴザルな」

「おう、恩に着るぜい」

「そちらも頑張るでゴザルよー」

「……何をだよ」

「そりゃぁもちろん、レイド前の準備でゴザルよー」

「……あー。おいさ。まあ、そっちもな」


 プライベート音声通信を切り、俺会議こと、〈D.D.D〉所属の武闘家、セバスはため息をついた。

 文字通り、一対一の通話が可能なこの機能は、〈冒険者〉に備えられたテレパシーに似た機能という設定で、『念話機能』というフレーバー的な命名がなされている。

 フレンド登録をしている相手が同じサーバーにログインしていれば、いつでも利用することができる。先ほどまで通話していたゴザルこと、同ギルドの仲間、狐猿も、フレンドリストから俺会議のログインを知って、誘いの連絡をかけてきたのだろう。


(でも明らかに、ありゃあ鎌かけじゃね?)

(そっか? いつもの適当だろ。ゴザルの千に三つは真実でできています。ナハナハ的な意味で)

(年齢がばれるボケだよなそれ。まあ、最近付き合い悪くなってるし、あいつはカンいいしなあ)

(でも、確信はないだろ。〈西風むこう〉にツテがない限りバレの線はない……と思う)

(うわー、自信ねー)


 もう半ば癖になった脳内漫談を繰り広げながら、俺会議は〈妖精の輪(ワープポイント)〉へと飛び込んだ。

 自問自答が増えたのは、いつからだったか。

 多分、当たり前のように話しかけていた相手に逃げられた頃あたりからだったな、と俺会議は振り返った。

 愚痴や相談を投げかける対象が、いなくなった相方から自分自身になっただけ。自業自得だとも思うが、浮気そんなにされるほど自分が悪かったのか、という疑問や未練もわずかにある。

 まあ、結局のところ他人の感じ方なんて想像もできないのが人間の限界だ。脳や体のつくりから違う異性ならばなおさらである。少なくとも自分は、女性の心情(そういうもの)が理解できないようにできているのだろう。仕方ない。――俺会議は、そう割り切っていた。

 はずだったのだが、


(ふおー、マジへこんできたし!)

(自爆霊乙)

(縛られて動けない的な意味で地縛霊風味ではあるな!)

(うげー殺せいっそ殺せ! っていうか自虐にばっかり躊躇ないとか何よ俺レギオン!)

 

 ともあれ、自虐の脳内議会場の様子はおくびにも出さず、いつものとおりの軽い口調で俺会議は、待ち合わせ場所に立つ目当ての相手に声をかけた。


「……随分早いじゃないか、シマちゃん。待たせた?」

「たまたまだ。あと今来たばかりだ。もひとつ言うなら、シマちゃん言うな。前も言ったはずだぞ」


 自分には、女性の気持ちはわからない。自分自身の気持ちだって、分裂して、混乱してばかりいるのだから。それが、彼の思考の基盤。

 だから、俺会議は、〈妖精の輪〉の先で待っていた女性が何を考えているのか、想像すらしなかったし、そもそもしようとも思わなかったのだった。

 

◇  ◇  ◇


 イサミ=シマザキ、通称、シマは、目の前の男を測りかねていた。

 元より彼女自身、感情の機微に聡い方ではないが、それにしても、眼前の男はわけがわからない。妙になれなれしいかと思えば、一線以上近寄ってくることはない。言動は軟派で薄っぺらだが、一応最低限の礼儀は失しない。

 そして何より、こちらからの無茶な依頼である「柔軟な戦い方の指南」に、意外にもこのエセ紳士は根気強く付き合ってくれている。数回で適当に切り上げられるかと思いきや、その説明は随分と丁寧だった。


「集中力があり過ぎるんじゃね? のめり込むと周りが見えなくなるタイプだろ。それはそれで悪くない性質なんだが、エルテでレイドするなら、もうちょい注意散漫になった方がいい気がするぜい」

「なんだそれは。不真面目じゃないのか。っていうか戦闘中に話しかけるなっ」

「そうよそれな。ほら、この前だって、話しながらの戦いになったら急に精度落ちたじゃんシマさん」

「う」

「レイド中はオペレーターからの指示がリーダー経由で飛んでくるわけで、そっちにもある程度注意を振り向けるクセつけた方がいいのよ。その練習。あと、エネミーによっては攻撃前に特定の鳴き声とか効果音出したりするしさ。バトルと並行して耳澄ますの意外と大事」

「わかった……が、シマさんってなんだ」

「シマちゃんじゃダメなんだろ? 確かに子ども扱いっぽくて失礼だったのでさん付けでどうか」

「仕方ない。それで手を打とう」


 初日の会話で、シマはとりあえず、この男との訓練を当面は続けようと決めた。

 シマ自身は、〈大規模戦闘〉未経験の中堅プレイヤーである。

 彼女の所属する〈西風の旅団〉は無数の〈大規模戦闘〉をこなす日本サーバー有数の戦闘系ギルドだが、シマはその中でもまだ新入り、以前別のギルドで世話になった恩人、〈召喚術師〉紫陽花の紹介でようやく末席に身を置いている立場なのだ。

 アキバで最初にレギオンレイドをクリアしたという〈D.D.D〉のベテランから教えを請えるのなら、文句があるはずもない。

 引っかかりがあるとすれば、それは明らかに軟派な言動の男と行動を共にすること。だが、セバス=チャンなどとふざけた名前のこのプレイヤー――まあ、MMOでふざけた名前のキャラクター自体は珍しくもないのだが。以前遭遇したレイダーは、触手系だの、なんだかそんなにょろにょろした名前だった記憶がある――は、ことゲームの遊び方については、生真面目だった。

 勝負に真面目な人間は、信頼できるかは別として信用できる。それが、シマの判断だった。


 ◇  ◇  ◇


 そして、今日の訓練は、〈妖精の輪〉で足を伸ばしたナインテイルの九大商家周りの防衛クエスト。お互いに所属ギルドのメンバーの目につくところではばつが悪いのと、シマの弱点克服にうってつけの場所とのことで選ばれた練習場所だった。

 標準的なクリアレベルはシマやセバスのレベルからすれば随分と低いが、パーティ前提、つまり6人で挑むことが基本のセッティング。

 商人の荷物を運んだ馬車をオークの略奪部隊から守るもので、隠密タイプや狙撃タイプ、力押しタイプと、様々な特徴ある部隊のランダムな襲撃に対応する必要があるものだった。

 個々の敵は弱いが、6人で捌くほどの多方面からの襲撃に対して、いかに対処するかがポイントとなる。これを、雑談をしながら(司令官や戦闘哨戒の通信を想定したものだ)こなすというのが、シマに対して、セバスが出した課題だった。

 幸いにして、シマの職業は〈武士〉。敵を引きつける挑発能力と、敵を減らすそこそこの火力が両立した戦士職だ。きちんと注意を広く持てば、クリアは不可能ではない。ただ、そこで問題になるのが「集中しすぎると人の話が耳に入らない、人の話を聞きながらだと集中しきれない」という彼女の弱みだった。

 昨日、一昨日も同様の訓練をしたのだが、話半分でおまけに近づく敵を見落としてタウント漏れを起こし、さんざんなありさま。

 だが、今日に限って言えばは、シマは歯車がかみ合ったような、説明しにくい、だが確かな手ごたえを感じていた。


「で、シマさんのビルドは、オーソドックスな一刀流の中段ビルドなのな。ソウジロウの真似はしねえの?」

「セタ殿の真似は師匠に止められていてな。おまえはこっちが向いていると言われている」


 山道で森から飛来する火矢に〈矢斬り〉で対応しながら、シマは周囲を確認した。

 ミニマップでは、進行方向の街道を挟むように2対ずつの敵影が発生(アッド)

 セバスは後方から追いすがる重装突撃隊を〈ラフィングタウント〉で挑発しながら、カウンターの〈シャドウレスキック〉でその数を次々と減らしている。

 

「ま、そりゃあ師匠さんが正しいなあ。そっちのギルマスは居合ビルドで二刀流だもんなあ。どっちかだけでもピーキーなのに、よくやると思うよ、ソウジロウは」

「〈D.D.D〉でも、居合二刀は珍しいのか?」

「お、シマさんから質問なんて、余裕ができてきたじゃないか。飲み込みが早いなあ。すごいぞ」

「褒めても何も出ないぞ。で、どうなんだ。セタ殿に似た戦い方をするプレイヤーはいないのか?」


 さらなる敵の援軍が発生しないことを確かめ、馬車に先行してシマは街道を駆ける。

 左の森に潜むオークに近づきながら、街道を挟んで逆の繁みに向かって〈旋風飯綱〉。

 威力以上に敵の注意を引きつけることに特化した衝撃波が命中し、街道を渡って右の森のオークがシマを狙って追いすがる。

 挟み撃ちを受ける形。だが、馬車がやってくるよりも先にオークの伏兵部隊2つを合流させることがシマの目論見だった。

 ミニマップを確認すると、セバスの周りのエネミーマーカーはもう残り1つ。敵の弱さはあるにしろ、無駄がないいい手際だ、とシマは改めて思う。

 これが、〈D.D.D〉のレイダー。教え方も、いい加減なようで日ごとに効果が上がっているのが実感できる。おそらく、かのギルドにあるという教導部隊の幹部メンバーなのではなかろう、とシマはセバスを内心で評価していた。


「スタメンレベルだと、居合多刀流っていう亜流のキワモノビルドが一人いるくらいか。居合ビルドってプレイヤーの先読みが効いてなんぼだろ。タウントモーションが遅くなるしな。おまけに、二刀となれば、武器のメンテ料が倍になるわ、激レア武器を複数手に入れないと幻想級の一刀流に火力は劣っちまうわ、前提特技を上げるための奥義書はやたら必要になるわ、まあ、そういう前提をクリアすりゃあめちゃくちゃ強いんだが……って、〈西風〉のシマちゃんにはわかってることだったか」

「いや、勉強になる。だから紫陽花さんは私に一刀流を勧めたんだな。一振り強力な武器を手に入れればいいし、メンテも安い。駆け出しだから、タウントにクセがある居合いは避けさせた……なるほど。さすが紫陽花さんだ」

「あー……あれ?」


 シマの言葉に、セバスの怪訝そうな声が返ってくる。

 何か妙なことを言っただろうか、と思いながら、充分に敵を引きつけつつ、アイコン操作で武器を変更。いつも使っている打刀〈人為之刃・虎徹し〉から、槍めいた長大な刀身と柄の〈槍刀・貫之丸〉へと。命中精度や防御能力は低い〈槍刀・貫之丸〉の利点は、そのリーチ。つまり、敵に囲まれた際に、周囲全てを薙ぎ払うように攻撃できるということ。

 ――〈螺旋風車〉。

 ぐるり、と軽やかに回転するシマを中心に、竜巻めいたエフェクトが発生する。

 槍系統の武器を装備しているときにのみ使うことができる、〈武士〉の数少ない白兵範囲攻撃だ。刀専用の特技を中心に成長させているシマだが、特技の最低ランクである〈会得〉段階であっても、高レベルの筋力ステータスはそこいらのオークなど一撃で蹴散らすだけの威力を叩きだす。


「うお、今日は武器の持ち替えまでやりやがりましたか。もう俺が教えることとかないんじゃね? と俺ゼミナールの講師陣が免許皆伝上をしたため始めたりしてるんだが」

「武器の使い分けはおまえが見本だぞ」

「え、俺なんかしたっけ?」

「……〈盗賊の手袋〉」

「ああああ、すんませんでしたその節は本当ごめんなさい!」

「冗談だ。ものは返してもらったしな。手加減が悔しかったのは事実だが。まあ、おまえの本気を引き出せる実力が私になかったというのはどうしようもない話だろう。……いつまでもそのままだとは思わないでもらいたいが」

「そりゃあ、ここ数日で実感してますってばシマさんてば。ブラックホールばりの変わらない吸収力に俺内ゲーマークロスレビュー作成委員会も戦慄することしきりっすよほんと」

「若干謎を感じる評価軸だな」

「大丈夫! セバ通の攻略本だよ!」

「すまない。何かのパロディなんだろうと想像はするが元ネタがわからない」

「ジェネレーション&カルチャーギャップ! というかわけわからんことを言ってこちらこそごめんなさいだっ」

「……まあ、褒めて伸ばす方針なのはわかったが」

「うげ、ばれてた? わざとらしかった? だったらちょっとやり方買えるけどどうよ?」

「いや、無理をしているのでなければこの線で頼む」

「ほいさーよかったぜい」


 シマは、奇妙にクリアな思考を実感していた。

 敵の位置、リキャストタイム、ミニマップ、セバスの声、そこにまじる感情、それぞれの情報に、きちんと輪郭が生まれている。少し前ならば、曖昧に混じり合って理解が追い付かなかったものが、ようやく手触りとともに実感できるようになってきた。

 単なる慣れのせいか? それにしてはあまりにも効果が出るのが早い気がする。いくらセバスの教え方がうまかったとしても、そんなに上達するものだろうか?

 おそらくは、とシマは自分のパフォーマンスの向上理由について仮説を立てる。

 悔しいが、シマの仮説が正しいのならば、それは〈西風の旅団〉ではでなかった成果だろう。尊敬する紫陽花に師事しても無理だ。

 それを見越してこの男についていけと指示したのだとすれば、やはり紫陽花はただの廃人ゲーマーではないのだ、とシマは改めて思う。

 そして、敵の襲撃に区切りがついたところで、彼女はセバスに対して一つ、引っかかっていた点を訪ねた。


「ところで、さっき、妙な反応だったが。私がセタ殿について話したとき。何かあったか?」

「……あー? シマさん、意外とソウジロウに淡泊だなってさ?」

「セタ殿は無論尊敬しているが」

「いや、そういうことじゃなくてな。〈西風〉って言えば、ソウジロウラブの集まったファンクラブなんだろうなあって思ってたから」

「ああ、それが主流ではあるよ。私もセタ殿は好意に値するとは思っている。それは彼が「私達を遊び仲間(ゲーマー)として」迎え入れてくているからだ。そういう意味ではそうだな……私は、あの集まりの中では異端だ。多分、彼が私を女として口説き出したら、私はあの場を去るだろう」

「ふうん」

「……な、なんだ。急にあっさりしたリアクションをして。ああどうせ自分語りなんてつまらんだろうさほら訓練の続きやるぞ続き! ……む?」


 と、シマの視界が一瞬だけ明滅したマーカーを認識した気がした。

 集団行動を旨とするナインテイルのオークにしては、単独、かつ、隠密状態で見にくいマーカーになっている点が奇妙だ。〈飯綱斬り〉で牽制すると、マーカーはふ、と消滅した。倒したにしては、ダメージのエフェクトが見えなかった。一部のアンデッドモンスターがまれにこういった挙動を見せることはあるが、このあたりに通常ポップするのはオークばかりのはず。


「あー、なんかそっちにいた? 俺には見えなかったけど」

「……いや、気のせいだろう」


 ◇  ◇  ◇


 一方その頃。

 セバスこと、俺会議を追って〈妖精の輪〉に飛び込んだゴザル、レッド、ユタの三人は、訓練中の二人のミニマップらか表示されない程度の距離で、〈幻獣憑依〉を使用したレッドを斥候にしてその様子を監視していた。

 あやうく先ほど、俺会議の連れの女性に気づかれかけて隠密が破られそうになったが、間一髪それを回避、三人はとりあえず胸をなでおろしたところなのであった。


「うへいヤバかった! ってか、初見殺しのスペクターの隠密よく見破ったなあの娘さん!」

「ないす回避でゴザルなレッド殿! しかしまさか、俺会議までも〈西風〉の娘とデートレベリングだとか……まるで事実上この前のクリスマスバトルが聖夜合コンだったようじゃないでゴザルか!」

「ちょっと待て。その理屈はおかしいぞゴザル青年。ならばなぜ我々には残るおにゃのこであるところのおっぱい狐さんとか、僕っ娘四字熟語とかのフラグが立たなかったのであるか! ガンダムやクララはおろかレッサーパンダですら立ち上がるこんな世の中なのに残酷(ポイズン)!」

「ああもう気が済んだろお前ら! 馬に蹴られて死ぬ前に、さっさと帰るぞ!」

「ぐぬぬ俺会議怖い子! 中二に次ぐ謎言動で引かれると思いきやそういえば割とあいつ根は紳士キャラだったし本気出せばモテ系だったのでゴザルかNoアルハラは江戸幕府!」

「能ある鷹は爪隠すだし原型留めてねぇし意味も通じてねえ!」

「いまのクエストだってきっと、「ふ、商人の荷物より守りたいもの、それは君の心さキラーン」「俺会議さん……(とくん)」みたいな点描ハリケーン時空が展開されてたんだぜ! 100%想像だけどな!」

「今時そんないちゃつき方ねぇよ! っていうかレッドさん意外に発想がピュア系少女漫画風でびっくりっすよ! とくんって! 点描って!」

「ほう、これが少女漫画的発想とわかる時点でユタ青年もこちら側と見たぞ。なかよし派? ちゃお派? それともりぼん派かな? ちなみに我が妹はりぼん派、ユズコちゃんはなかよし派だそうだ」

「いらないっすよその性癖起源情報開示! なかよしはBL系、ちゃおは夢系、りぼんはリア充系の起源とか怪しい俗説を俺は信じないっすからね!」

「ふふふ、拙者知ってるでゴザルよ。姉君の影響でユタが隠れ少女漫画スキーであることを!」

「ゴザル! ああもう何てこと言うかなおまえはっ! 違えよあれは姉貴が無理矢理……」

「お、目標、そろそろ街に入るようだぜ。今度はお買い物デートか?」

「よし、追撃開始でゴザルな!」

「聞けよ! くそ、雑にいじられて黒歴史暴露されるだけとか扱いひどくないか!? 待てってばおまえらっ!!」

「でもなんだかんだ言ってつきあってくれるユタが拙者は大好きでゴザルよ」

「違ぇよ! また〈西風〉とのいざこざを起こすとお嬢の心配の種が……ああもう!」


 かくて、ゴザル、レッド、ユタによる俺会議デート(誤解)出歯亀隊は、懲りることなくさらなる暴走を続けるのであった。

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