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不思議な子
ある日の事
私は、コクリコクリ。
何だか頭がボッーとする。
すると誰かが肩をトントンと叩いたので後ろを向くと、四歳ぐらいの男の子が立っていた
。
男の子はキョトンとして、ジッーと私を見つめる。
しばらくして二人は口を開かなかった。
思いがけない出来事だった。
私、夢を見てるのかしら…
どこかで出会ったことがあるような…
その子の丸いお目目
キューとしたほっぺの膨らみ、唇はほんのりと赤く、頬は薄いピンク色をしていた。
全く怖い感じもなく、楽しそうに微笑んでいる姿を見て、心臓がドキドキし始めた。