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秋灯り

作者: タマネギ
掲載日:2024/10/11

着いたら駅の灯りが溢れ、

バスから降りて灯りを見た。


家族連れ、仕事帰り、

お年寄り、子供たち、

駅から歩いてくる。

灯りを背負ってくる。


夕暮れ時ならよくあることで。

特別なことはないはずだった。


おぼろげで、密やかで、

異世界の、駅みたいで、

灯りの人たちは、

無性に儚く見えた。


ヒュールヒュール、

ここはどこだというの。

ヒュールヒュール、

ここはいつだというの。



自分でも意外な気持ちだった。

見慣れた駅には見えなかった。


家族連れ、仕事帰り、

お年寄り、子供たち、

駅から帰ってゆく。

灯りを抱えてゆく。。


今どき人は森には住まない。

誰もが町に染みこんでゆく。


寂しくて、切なくて、

同じように、辿りたい。

突然、吹いた風は、

季節を伝えてきた。


ヒュールヒュール、

ここは何だというの。

ヒュールヒュール、

ここは秋だというの。



日頃の行い何かに見られて、

だから灯りに怖気づいてる。


つれなくて、大人しくて、

怖がって、黙ってる。

駅の前に立ったまま、

時間を気にし始める。


人の流れに逆らうように、

灯りの中へ進むことにした。


語り合い、笑い合い、

酔っ払い、我に返り。

気がつけば働いてる。

灯りなら遥かな星。


ヒュールヒュール、

ここは現実というの、

ヒュールヒュール、

ここは宇宙というの。

 

ヒュールヒュール、

ヒュールヒュール、

灯りが滲む。


ヒュールヒュール、

ヒュールヒュール、

灯りになりそう。

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