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ゲノム・レプリカ  作者: 伊都川ハヤト
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180/408

3-9 unmask ⑩



 隕石でも落ちたかのような爆音と揺れとで、中林は雪の中にへたり込む。


 揺れが治まるのに合わせて黒煙の上がる方を双眼鏡で確認すると、中林の目にはハンターたちの姿が映った。


「ああ……やはり素晴らしい子だ。ヒカル」


 コアトリクエの歌は、もう聞こえてこない。コアトリクエはもう二度と、人前に姿を現すことはないだろう。


 人々が目を覚ます前にと、中林はホテルへ向かって歩き始めた。


 アオイの姿は、発見できていない。しかし、彼女が死ぬことはあり得ない。


(また会える。私たちは、その運命にあるのだから……)


 中林の目には、今はなにも聞こえなくなった満天の星空が映っていた。



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