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第4話 マーメル王国と私

城などの描写を文章にするのは難しいですね。

ヒーローと蝙蝠男がシャルちゃんに元の世界に戻すように迫り、護衛のラディとピピに返り討ちにあった後、シャルちゃんは大切な用事があるからとラディとピピと共に何処がに行ってしまった、シャルちゃん、もっと撫で撫でしたかったな~

私はメイドさんの案内でシャルちゃんが用意してくれた豪華な部屋へ!

大きな窓には滑らかな触り心地のカーテン!

造りの凝ったテーブルと鏡台もあり、映画で見るような天蓋付きのベッドまである!

天蓋付きのヘッドの上には・・


「ううっ・・ヒーローが負けるはず・・・・」

「我輩の・・飛び方を・・馬鹿にするな・・・・」


・・・・ていっ!!

ドカッ!

「うげっ!?」


「ちょっと!この部屋、べッドの上にゴミがあるよ!ちゃんと掃除してるの!」

「えっ!?その方達、癒し手様のお付きの方ですよね?倒れてましたので先にべッドで休んでいただいていたのですか?」


休ませるって、コイツらなら馬小屋で充分でしょうか!

なぜこんなに豪華なベッドの上に!もったいない!


まぁ良いや、今はこんな負け犬共の事よりもせっかく異世界召喚されたのだから面白い事探しに城を探検しよう♪


ゴミの掃除はメイトさんに任せて、城の中を探険してみる。

降りて行くと食堂や図書室などがあり、2階まで降りると城門になっていた、あれ?2階が城門なんだ?

城門近くまで行くと城の前面は掘りで囲まれていて跳ね橋で繋る造りだった、緊急時に橋を上げて籠城するのかな?

なら1階はどうなっているの?


1階に降りる階段を見つけたので降りようとするのだか、真っ暗で前が見えない!でも大丈夫!私には異世界に持ち込んだ現代アイテムがある!そう!懐中電灯が!これで暗い所も安心!!

・・・・しょぼくない?

こういう異世界召喚された主人公って普通、スマホを持っていて異世界の人をビックリされるんじゃないの!

ぐっ!こんな事になるならスマホ捨てるんじゃなかった!

いや、また諦めるのは早い!この懐中電灯は軍用!これにはスマホ以上の隠された能力があるはず!

あっ、出口が見えてきた!


「なんだおめぇは!」


出口を出たと思ったら、棒を持ったおっちゃんが現れた!この!


「んなっ!?眩し!見えないだぁ!?」


私はとっさに懐中電灯をおっちゃんの目に当てる!

おっちゃんは眩しさで目を塞がれた!

これが軍用懐中電灯の隠された能力!

対象の目に懐中電灯の光を当てることで対象の視界を一瞬奪うことが出来る!!

・・・・それって普通の懐中電灯だ!?


「なんだぁ!変な光を使って!侵入者がおめぇは!」

「違うよ!私は、シャルちゃん・・シャルセール様に呼ばれてきた者なんだけど」

「んなっ!?シャルセール様のお客人でしたか!こったら所になんのご用でしょうか!」


私の事を怪しんでいたおっちゃんだかシャルちゃんの名前を出したら素直に話を聞いてくれるようだ


「ねぇねぇおっちゃん、ここって何?」

「何っておめぇ、見ての通りここは牢屋だて」

「そうなの?」


周りを見渡すと確かに牢があった!

牢屋の四方にそれぞれ赤、青、黄、白と光る灯台があり、天井にも五つの灯台があり、そこにも赤、青、黄、白と光が輝いでいて、異世界の牢屋は幻想的!

けど1階が牢屋だと、逃げられ易かったりしないのかな?


「ねぇ牢番のおっちゃん、この牢屋って1階にあるでしょう、壁破って囚人が逃げたりしないの?」

「そんな心配しなくで大丈夫だ、何だってこの牢屋には魔法の結界があるだ」

「魔法の結界?」

「んだ!それに宮廷魔術師が魔石を用いた結界を張り直したおかけでさらに強力になっているだ!この結界が有る限りは壁に傷ひとつ付ける事も出来ねぇだて」


へぇ~魔石の結界魔法が~そんな便利な魔法があるのか


「その魔石ってどこにあるの?」

「そんなん知らんよ?」

「えっ?牢番なのに知らないの?」

「そりゃそうだ、魔石の場所は解らないように隠してあるだて、宮廷魔術師様と城の偉い人しか場所しらんよ」


魔石ってどんな物が見たかったのに!

残念だかこれ以上牢屋にいても仕方がないので牢番のおっちゃんにさよならして、別の場所を探検すると一階には他にも倉庫や兵士が鍛練するための中庭などがある事がわかったのだが、それ以上面白いものも無さそうなので、今度は城最上階を目指して階段を登っていく事にした

最上階まで登って行くと城の裏の森が見えるバルコニーでピピとラディを見つける


「ヤッホー、ピピにラディ、こんな所で何してるの?」

「!!・・癒し手様ですか!?・・私とピピはその・・陛下に今回の事を報告していまして、今、陛下とシャルセール様がお話しをしていますので、その間に迷いの森に異変などないが警戒をしているところです」


迷いの森ってこの城の裏手に広がっている大きな森の事?


「あの森って危ないの?ならなんで、この城ってそんな森の近くに建っているの?」

「この城は、元々は森からの魔物防衛のために建てられた砦だと、それを初代王様が城に変えたと聞いていますよ」


だからこんな作りになっているのか、普通は城って安全な城壁の真ん中に造るのに、この城は城壁と繋がる造りで街の方を守るように城壁で囲っているから、変わった造りだなぁと思っていたけど


「なぁラディ、ここで食堂で貰ったお菓子、いっしょに食べようっテ?また食べないノカ?ピピお腹すいたゾ!」

「ピピ!?それは言うな!」


うむうむ、隠す事ないのにラディは、適度な休息は必要だからね・・それじゃ、はいと手を出す


「この手は何ですか?癒し手様」

「私の分もお菓子ちょうだい♪」

「・・・・はぁ~仕方ありませんね、・・せっかくピピと二人で食べるのを楽しみにしていたのに・・」


ラディから貰ったお菓子はクッキーのような焼き菓子でシャムが中に入っていて甘くて美味しい!


「うまうま♪」むちゃむちゃ

「こらっ、ピピ!そんなに急いで食べるな!もっと味わって食べろ!もったいない!」

「うやなごといっらぇ!だべれうほきに!ふかなふと!」

「食べなからじゃべらない!まったくピピは・・ほら口の回りに食べかすが付いてるぞ」


リスのように頬を膨らませたピピの口の回りにを拭くラディを見ていると思わず笑みがこぼれる


「何ですか、癒し手様?笑ったりして?」

「ん~、なんでもないよ~二人共仲良いなぁ~で思ってね」

「・・コグン!そんなの当たり前ダゾ、癒し手様!ピピとラディは親友だからナ!」


お菓子の飲み込んだピピが胸を張って応える、本当にラディの事、好きなんだねぇ


「それにピピは私の命の恩人ですからね」

「命の恩人ってどういう事?」

「私が迷いの森で魔物と戦っていた時、運悪く仲間とはぐれてしまい、何日も森をさまよってしまいました、体力も限界になり倒れた所をピピに助けられたのです」 

「ピピの村、迷いの森を抜けた所にある!ピピがマーメル王国に買い物に行ってたら迷いの森でラディ倒れてタ!だからピピの村に連れてってみんなで介抱しダゾ!」

「あの時は、本当に助かりましたよピピ」


ピピの頭を撫でるラディ


「えへっ、けどラディがピピを王宮で働けるようにしてくれタ!ラディのおかけで面白い研究が出来るようになったゾ!」

「それは、ピピの研究にすばらしいのか多かったからです、牢屋の結界も前は魔術師が交代して結界を張っていたのですが、ピピが魔石を使った結界を開発したおかけで魔術師達は、楽になりました」

「牢屋の魔石の結界ってピピが作ったの?」

「そうダゾ!」 

 

凄いなピピ!てっきりお馬鹿な子だと思っていたよ!


「けど魔石の場所をよく忘れて、大変だったゾ!」


自分が作った物だよね?やっぱりお馬鹿な子なのかも?


「魔石って隠してあるんだよね、今は分かるの?」

「今は、魔石をラディがピピに分かやすい場所に隠してくれたから大丈夫ダゾ!」

「へえっ~、ピピの分かりやすい場所なんだ、それってどこなの?」

「それはな!」

「こらっ、ピピ誰にもそれは秘密だから誰にも言うなと言っているだろう!癒し手様もそういった事をピピに聞かないで下さい!」

「ぶっ~、癒し手様のせいでラディに怒られたゾ!」


頬を膨らませるピピ、この子も可愛いなぁ~


「そうだ、その癒し手様って言うの止めてくんない?」

「なぜですか?」

「だって私、癒しの魔法が使えないんだよ、それなのに癒し手様なんで呼ばれでもね!だから私の事はミコって呼んで♪」

「・・癒し手様は本当に癒しの魔法が使えないのですか?」

「うん?そうだよ、魔法の使い方も分からないからね」

「・・そうですか・・」


さっきは無表情だと思ったけどラディ落ち込んでいる?


「わかったゾ!ピピは癒し手様の事、ミコって呼ぶゾ!」

「・・了解しました、私もこれからはミコ様とお呼びさせていただきます」


なんか落ち込んでいる様子だったけど、ラディとピピは私をミコと呼んでくれるみたいだ、良かった


「この愚か者がっー‼」


突然、最上階に響く怒鳴り声!


(何だろ?あの部屋からかな?)


「あっ!癒し手・・ミコ様、待って下さい!」


怒鳴り声がした部屋のドアの隙間から中を覗くと私に用意してくれた部屋よりも豪華な部屋、中央にはキングサイズ以上はある豪華なベッドがあり、そのベッドの前でロープ姿のシャルちゃんが泣きそうな顔をしてうつむいていた!


(シャルちゃん!?なんで泣いているの?ああっ抱きしめて慰めてあけたい!)


「ちょっと待って下さい!ミコ様!あの方はこの王国の陛下、ワント・ロッド・ルル様ですよ!今はシャルセール様とお話しをしているところです、邪魔をしてはいけません!」


部屋に突入しようとしたらラディに止められた、陛下ってあの豪華なベットの上で厳しい目でシャルちゃんを睨んでいる、髭を蓄えたおっちゃんの事?確かに威厳のある顔つきをしているけど今は、病のせいなのが痩せ干せた顔をしてはいる


「何度言ったら分かる!異世界召喚の研究は止め、私の事は、諦めよと言っているのだ!

それなのに研究を続け無関係な人間を異世界から呼び寄せるなどと・・!ゲボッゲホッ!?」

「お父様!」


咳き込んだワント王の手のひらには血が付いていて、隣に控えていた執事が慌ててタオルを用意している

なんか私を異世界召喚した事を怒っているみたいだなぁ


「ゲボッゲオッ・・よい!・・シャルセールよ!本来ならワシの代わりにお前がこの国を纏めねばならんのだぞ!」

「僕に・・、お父様の代わりなんで無理です・・」

「馬鹿な事を!?お前以外に王位を就ける者はおらんのだぞ!そんな事だからお前を認めぬ者がおる事が解らぬのが!よいか・・むっ!・・誰だ!?」


やばっ!気付かれたよ!ってラディ達がいない!?あっ!テラスでお菓子食べてる!いつの間に!?


「あ~その・・はじめまして、王様、私は神無月ミコと言います、今、噂していた召喚された者です・・」

「癒し手様!なぜここに?」

「ヤッホ~シャルちゃん、さっきぶりだね~」


逃げ出す訳にもいかず、仕方ないのでドアを開けて挨拶する私


「君が!・・我が国の問題に関係のない異世界人の君を巻き込んでしまい、本当に申し訳ない事をした、マーメル国王の名に懸けて君を元の世界に戻すと約束しよう!」

「いや、私は元の世界よりもこっちの世界の方が面白そうだから別に帰れなくでもいいんだけど・・」


私的には、この世界で生きていくのは構わない!

巻き込まれたヒーローと怪人の事は知らない!


「でも逆に私の方が迷惑かけたようで、 治癒の魔法も使えないのに召喚を了承してしまって・・」

「それは気にしないで良い、ワシはもう諦めたと言うのに諦めの悪い者達が悪あがきをしただけだからな!」


シャルちゃんを厳しい目で睨むワント王、ああッ!シャルちゃんがまた泣きそうに!?


「けど私がこの世界に召喚されたって事は、私に治癒魔法が使えるかも知れないって事ですかね!」


シャルちゃんとワント王の間に入る!執事のおっちゃんは空気だし、ラディ達はお菓子を食べているだろうから、私がシャルちゃんを守らないと!

すると真っ直ぐ私を見つめるワント王


「神はその者が強く望んだ力を授けてくれると言われている・・ミコ殿が本当に治癒の力が必要になった時に使えるようになるだろう」

「私が強く望んだ時・・」


・・だとしたら今さらだよ・・・・


・・・・


「それはそうとミコ殿は、なぜ、ここにおるのだ?」

「部屋に犬がいてうざかったので、せっかくだからと城の探検をしていました」

「犬ですか?おかしいですね、城で犬は飼っていないのですか?」


いるよ?負け犬のゴミが二人、メイトさん、馬小屋にでも捨てといでくれたかな?


「そうか、君は客人のようなもの、城の中なら好きに見てくれで構わん・・ゲホッ!」

「陛下、もう横になられた方がよろしいかと」


また咳き込むワント王に慌てて横になるようにと言う執事


「分かっておる、シャルセールよ、異世界からの客人はお前が責任をもって案内してあげなさい」

「分かりましたお父様」


ナイス!ワント王!シャルセールと共に部屋を出る


「シャルセール様、ミコ様、お話しは終わったのですか?」


ラディとピピが部屋の前で待っていた、お菓子はもう無くなったのかな?


「はい、これから癒し手様に城を案内するところです」

「それなら、私達もお供致します」


むっ、せっかくシャルちゃんと二人っきりで城の探検が出来ると思ったのに・・そうだ!


「シャルちゃん!」

「えっ!?ちょっと、癒し手様どうしたんですか?!」


シャルちゃんの手をとって走り出す!


「私、シャルちゃんと二人で城探検するからラディとピピは、また後でね!」

「ちょっとミコ様!待って下さい!」


まずい!ラディが追っかけて来た!


「ピピ!ラディまたお菓子持っているよ!」

「本当が!ラディもうお菓子ないって言ったのにうそだったノカ!」

「ちょっ!ピピ止めろ!お菓子は本当にもうない!そんなところに手をいれるなっ!?羽がくすぐったい!?」


ラディがピピの相手をしている内にダッシュ!


・・・・・・


良し!ここまで来れば、しばらくはシャルちゃんと二人っきりでいられるかな♪


「はぁはぁはぁはぁ・・癒し手様・・はぁ・・もう走らなくで大丈夫ですか・・はぁ・・はぁ」

「ごめん、シャルちゃん大丈夫!」

「大丈夫です!はぁ・・はぁ・・このぐらいなんともないです・・」


そうかな?思いっきり汗かいているけど・・


「そうだ!シャルちゃん!走ったら汗かいたから御風呂入りたい!」

「御風呂ですか、ならこちらに大浴場がありますので案内しますね」

「うん♪よろしくねシャルちゃん!」


シャルちゃんの案内で大浴場の前に着くと


「それでは僕は待っていますので、どうぞゆっくりとお風呂を楽しんで下さい」

「そんなこと言わずにシャルちゃんも汗かいているんだから、一緒に入ろう♪」


シャルちゃんを捕まえ、お姫様抱っこをしてお風呂場へ!


「ちょっと待って下さいっ?!僕は男・・」


こんな小さくで可愛い顔した男なんているわけ無いでしょう!

そんなに私と入るのか嫌なの!

嫌がるシャルちゃんと共に脱衣場に入り、シャルちゃんのロープと服を脱がせる!

あれ?下はゆったりとした半ズボンを履いている、これってブルーチズ?確か貴族の男子が着る物だよね?まぁ異世界だし、この世界では女の子も履くのかも、可愛いから良し!

さぁ脱ぎ脱ぎしようねシャルちゃ~ん♪


「そこだけは本当に許してくださいっ!?」


シャルちゃんはズボンだけは脱がされまいと手で掴んで抵抗するのだか、甘いよ!


すっ~!


「きゃっ!」


背中を指先で軽く撫でるとシャルちゃんはびっくりしたように手を上げる


(今だ!)


シャルちゃんが手を離した隙にズボンとパンツを一気にずり下ろす!


・・・・・・そこには私にないものが付いていた


「うう、だから僕は男だと言ったじゃないですか・・」

「いや、こんな可愛い男の子なんでいないと思ったから異世界ジョークなのかと思って・・」


・・ジロジロ・・


「ジロジロ見ないで下さい!?」


あっ、バレた♪

そっか~男の子か~


「シャル君って呼んだ方が良い?」

「好きな風に呼んでもらってかまいませんので、その前に離して下さい!?」


良し!これからはシャル君って呼ぼう!


「ミコ様!シャルセール様!ここにいらっしゃったの・・で・・す・・ね?」


そこにタイミング悪くラディとピピがお風呂場に現れる‼


「ミコ様!?シャルセール様にいったい何をしているのですか!」

「んっ?ミコは、発情期なのか?シャルセールの子供ほしいのカ?」


違うよ!?誤解だよ!


伝えられる文章書くの難しいですね(^ー^;A

書いてみて、いままで読んでいた作者さん達の凄さがわかります。

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