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第2話 ヒーローと私

連続で投稿させていただきました。

赤い満月の夜、怪奇現象が起こると有名な公園に来ていた私は怪人蝙蝠男に怪人改造のために襲われていた?

なせが蝙蝠男はため息を吐いていた


「何なんだこの女は?自分の気に入らない答えだからと

プロックで殴るか普通・・

こういう場合、普通の女ならヒーローに助けを呼んだりするだろう・・」

「んっ?ヒーローって嫌いだから」

「はぁ!?ヒーロー嫌い!?あんまり聞かんぞ、ヒーロー嫌いの女なんて‼」

「え~っヒーローって怪人一人に集団でタコ殴りにしたり、周りの迷惑考えないで怪人と闘いを始める最低野郎でしょう」

「そこまで言うか?!」


この公園がこんなに寂れたしまったのもヒーローが何も考えずに戦ったからだし


「それに・・」


赤い満月に手を伸ばす


「・・ヒーローは本当に助けが必要な時に助けに来てくれなかった・・」

「何があったのか・・」

「・・ずっーと欲しかったものが見つかって喜んでレジに向かったら、お金が足りなかった・・あの時ヒーローが来てくれれば!」


伸ばした手を握り締め悔しがる私!


「しょぼいわーっ!そんな理由で来るヒーローなんで逆に怖いわ‼」

「まぁウソだけどね♪」

「嘘かい!!まったくこんな変わった女に絡むとは・・」

「失敬な!この私、神無月ミコは、人生、楽して面白おかしく生きていく事を望む!何処にでもいるピチピチの23歳の女の子よ!!」

えっへん!!

「自覚ないのか!?というより23歳と言う事は大学生か?こんな時間に寂れた公園に来ていて大丈夫なのか?」

「んっ?大学生ではないよ。」

「そうなのか?なら働いているのか?」

「働いたら負けだと思っている!!」

「・・・・家は?」

「この広い地球が私の家よ!」

「職無し、家無しで楽して生きて生きたいとかダメ人間ではないが⁉」


ガーン!!


怪人にダメ人間言われた?!

こうなったら・・!


「おいまて!?なぜプロックを拾い上げる?!置いてくださいっ!!振り上げないて!!誰が助けてーっ!!」


飛んで逃げようとする蝙蝠男を踏んで逃げられないようにする!!


「くくくっ、いくら助けを呼ぼうと無駄よ!こんな夜の寂れた公園に人なんで来る訳がないんだから!」


さぁ私をダメ人間呼ばわりした事を後悔するが良い!!


「そこまでだ‼怪人蝙蝠男!」


誰だ!私の邪魔をするのは!!

なんか木の間から光が近付いて来てる?


「トオゥッ!!!」


ブオンッ!!


真っ白なバイクに乗った白く輝くスーツを着た、変なのが飛び出して来た!!今、バイクのライトの光が!


「全てを照らす正義の光!シャイニングマン参上!そこのデカイ女性!私が来たから、もう大丈・・グブッッ!?」

「シャイニングマン!!?おいっ!?なぜブロックを投げつけた」

「ワタシ、ワルクナイ、ワタシ、ヒーローギライ」

「なぜ急に片言になる!?と言うかヒーローが嫌いだからって登場時に攻撃をするな!登場時には攻撃をしてはいけないと言う怪人ルールを知らんのか!」


知らんかな、何その謎ルールは?殺れる時に殺るのか戦いでしょう?だから毎回怪人はヒーローにやられているんじゃないの


「てめぇこら蝙蝠男!?不意討ちするとは卑怯だぞ‼」

「えっ⁉我輩ではないぞ!」

「ふざけるなッ!人の頭にプロック投げつけるような非常識な奴、てめぇら怪人以外にいるわけねぇだろ!!」

「我輩もそう思っていたけど!!さっきまでは‼」

「・・・・」

「とにかく!この公園で怪人に襲われたと通報があって来てみれば、やはり貴様だったが蝙蝠男!」

「いや、我輩、今日はまた誰も襲っていないのだか?この女には逆に襲われていたようなものだし」


誰が襲っていたよ!ただプロックで頭をどついただけでしょうか!


「嘘を言うな!若い男女のグループからきちんと通報が入っているんだ!公園でいきなり怪人からジャーマンスープレックスを食らったとな!」


ジャーマンって、もしかして、あのチャラ馬鹿共が・・ヒーローに通報するとは、逃がすんじゃなかったわね・・


「えっ!?ジャーマンってプロレス技の!?我輩、手が羽だから、そんな技は出来んぞ!?」

「黙れ!怪人の言うことなんぞ信じられるか!」

「相変わらず人の話を聞かないな!ヒーローは!」

「今度は逃がさねぇからな!覚悟しろよ蝙蝠男!!」

「誰が逃げるが!良かろうジャイニンクマン!今度こそ貴様を地獄に落としてくれるわ!」


私の足下でカッコつける蝙蝠男!・・


「・・ねぇ蝙蝠男、踏まれながら言っても格好悪いよ」

「ならいい加減、踏むのを止めろーっ!」


あっ!踏んでたの私が!

しょうがないから離してあげる、蝙蝠男もこのヒーロー知ってるのかな?


「ねぇ、蝙蝠男もこのヒーロー、知ってるの?」

「前に我輩がここで食事をしていたら、同じようにバイクに乗って突然現れたのだ、このシャイニングマンは!」


立ち上がった蝙蝠男は、その時の事を思い出したのか歯噛みをする

・・このヒーローなんで蝙蝠男を退治しようとしたの?


「どうしたんだい、そんなに私を見つめて、そうか!私の正体が知りたいんだね!けど残念だかそれは出来ない・・なぜだかって!それは私がヒーローだからさっ!・・痛ッ!?」

「ちょっ!?なんでまたプロックを投げつける!?」

「ワタシ、ワルクナイヨ?」


このヒーローがウザいのか悪い


「なぜまた片言?・・いや、確かに我輩もこのヒーロー、ウザいなとは思ってはいたが、ためらいもなく何度もプロック投げるが普通・・!」

「てめぇ蝙蝠またも不意討ちするとは卑怯たぞ!」

「なんでまた我輩だと思えるのだ、貴様は!?・・おい女!?ブロックを振りかぶるな!」


ちぇ、見つかったか!まぁ今はいいや


「ねぇ、この公園で蝙蝠男と戦ったヒーローってあんたなのよね?」

「その通りだ!その時はこの怪人蝙蝠男を逃がしてしまったのだか・・!」

「けどこの蝙蝠男、この公園で野菜ジュース「野菜のスムージーだ!」・・を飲んでいただけでしょう?退治する必要あるの?」

「怪人を見つけたら、とりあえず退治するのかヒーローだ!」


何、その迷惑な条件反射は!?


「ようするにこの公園がこんなにボロボロになったのはあんたのせいってわけ?」


「・・・・・・」


額に一筋の汗を流したヒーローは空に拳を掲げると


「正義のためなら多少の犠牲は仕方がない!!」


プンッ!


「ウゲッ!!?」


「だからなぜ、プロックを投げる!?しかも今度は豪速球で!」

「えっあれは投げて良いでしょう?」


あれは、このボロボロにされた公園の分!さて、次はこの公園で遊べなくなった子供達の分を・・もう少し大きいプロックないかな?


「てめぇ!蝙蝠!何度も何度も不意打ちしやがって!もう許さねぇぞ!」ブオーンッ!


立ち上がったヒーローがバイクに乗り、蝙蝠男に迫る


「いい加減に気付けよ!?・・止めろッ!バイクで迫って来るな!?」


むっ、そこだとプロックが間違って蝙蝠男に当たってしま・・でも良いか怪人だし、大きなプロック探そう♪


「・・・・助け・・・・て・・・・」


「んっ?」


ヒーローに投げるためのプロックを探していると私の耳元で声が響く!?


まだ異世界に行きません。

次の話で行きます。

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