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極振りバーサーク!〜Strength only 〜【異世界転生〜str極振り〜】  作者: 秘剣・絶対悶絶ちゅばめがえし
現在編
28/35

積荷の搬送クエスト!①


【積荷の搬送:隣国、王都ウルの雑貨商人まで積荷を届けるお仕事です。積荷の護衛も含まれるため、四人以上限定。竜車は冒険者ギルドの方で用意します】



昨日、このような依頼をギルドで受注し、今日の夜明け前に竜車に乗り、王都ステラを出発した。


ドレーネ、エリゼ、亞里亞、そして俺も、これまで生きてきたが、隣国になど行ったことがない。



ーー以下回想。


「隣国ウル……かぁ……。この積荷の搬送クエストやりたい人っ‼︎」


ドレーネの問いかけに対し、その場にいた全員が手をあげる。


「ふむふむ。じゃあ、この積荷の搬送クエストはどうでもいいけど、隣国ウルに行ってみたい人っ‼︎」


やはり、その場にいる全員が手をあげた。


「やっぱり君達、観光目当てか! じゃあ決定で! 私、依頼書出して手続きしてくるねー!」


ーー回想終了。



そんな感じで現在に至る。



「はい、ドロ4‼︎」



「…………‼︎ 亞里亞ちゃんずるいです」



「じゃあ私からも亞里亞ちゃんにドロ2だ‼︎」



「甘いわ‼︎ さらにドロ2で受け流して、エリゼに合計ドロ4よ‼︎」



「あわわわわ……手持ちがどんどん増えてゆく……です」



「よし、私はこれでアガリだ!」



「あ、ドレーネ、ラスト一枚だったのにUNOって言ってないです」



「確かにドレーネはUNOって言ってなかったわね! ペナルティーね!」



「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎ しまったぁぁぁぁ‼︎」



ーーこいつらは、こいつらでUNOやってるし……。


いつの間にか自作したUNOを、エリゼとドレーネに布教し、荷車の中で白熱した試合を繰り広げる亞里亞。


俺はレックトルの手綱を握り、ひたすら前を向いて安全に走行させる。

後ろからキャッキャと楽しそうな声が聞こえて、

集中出来ない。


よく、こんなに揺れる竜車で、酔わずにUNOなど出来るなぁと感心していた。



「うぉえぇぇぇぇ………………うぇろろ…………‼︎」



感心した矢先に、吐瀉物を竜車の外に撒き散らすエリゼ。

我らが誇る残念美女はここでも期待を裏切らない。


ーーやっぱり酔っていたか……。


竜車を道の脇へ停めると、少し休憩し、エリゼの介抱に専念する。



「さぁ、水よ。飲みなさい」



亞里亞はレックトルに水を与え、興味深そうにそれを眺めている。彼女は竜車に乗った事がなく、レックトルに接する機会もあまりなかったため、キラキラと目を輝かせて世話をしていた。



「う…………。はしゃぎ過ぎたです……」



「大丈夫か?エリゼ」



「ほらエリゼ、お水だよー」



「ありがとうございます…………」



周りを見れば草原が広がり、空は青く、吹き抜ける風は心地よい。


たまにはこういうのもいいなと思いつつ、旅のおやつに買ってきたステラせんべいにかじりついた。



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