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極振りバーサーク!〜Strength only 〜【異世界転生〜str極振り〜】  作者: 秘剣・絶対悶絶ちゅばめがえし
現在編
18/35

採掘クエスト:黒血鉱石!②


『グガァァァァァァァァァァァァァ‼︎』



坑道内におぞましい鳴き声が響く。周囲の壁に反響し、振動として身体に伝わる。


ゲルスライム、魔猫にゃるべろす、ジャイアントデスワーム。

それらとは明らかに違う、異質で恐ろしい空気を肌で感じてしまう。



「エリゼ、ドレーネ。 ……今『グガァァァ』って聞こえたんだけど」



「気のせいじゃないでしょうか? クビキさん。そんな馬鹿な! ……ですよ」



「クビキ、あなた疲れてるのよ……」



エリゼとドレーネは真実から目を背け、現実から逃避を敢行する。



「あ、あの…………じゃあ、そこにいる、でかい犬は何なの……? ペットか何か?」



俺達の目の前に立ちはだかるのは、目をぎょろりと動かし、牙をむき出しにした、恐ろしい犬のようなモンスターだった。

本能が警告している。



『グルル……‼︎ グガァァァァァァァァァァ‼︎』



「あばばばばばばばばば……‼︎」



ドレーネは魔犬を見ると涙を浮かべながらガタガタと震えだした。

何のためのマジックキャスターなのだろうか。

ジャイアントデスワームの件といい、少し不憫に思えてくる。



「ほぁーーーーーーーーーーーーーーー⁉︎」



素っ頓狂な声を発したのはエリゼ。

メイスを握りしめたまま硬直し、目が物凄い速さで泳いでいる。



ーーそうだ、ここは戦士志望の俺が何とかしなくては。


ーー俺の一撃は、龍の首をも断首出来るような一撃だ。鉄の棒だけど。


ーー自分を奮い立たせろ。strength極振りだろうが!


ーー女の子を守るなんてカッコイイじゃないか‼︎



「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」




魔犬めがけて鉄の棒を振り下ろす!

ーーしかし魔犬には当たらない。


距離を詰めて横一閃のなぎ払い!

ーーしかし魔犬には当たらない。


さらに魔犬に張り付き、怒濤の突きを繰り出す!

ーーしかし魔犬には当たらない。


身を深く落とし、魔犬の顎先を狙い振り上げる!

ーーしかし魔犬には当たらない。




ーーなんでじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎




魔犬は俺の攻撃を易々と交わし、鋭い爪で反撃をする。


「ぅがっふッ‼︎……」


吹き飛ばされた俺は壁に叩きつけられる。



ーーすげぇ痛い。



「クビキさん、回復します!」


そう叫ぶとエリゼが駆け寄り、俺の裂傷部に手をかざす。


「ヒーリングタッチ‼︎」


エリゼの触診のようなそれは、優しい光を放ち、俺の裂傷と痛みを消し去った。



「アイシクルスピアッ!」



『ギャヒィィィン‼︎』



ドレーネの放った氷柱の槍が魔犬の前足と後ろ足を貫通する。

魔犬は体制を崩し、地面に横たわった。

魔犬は足を潰され、立つことすらままならないだろう。



『動かない対象だったら、命中率なんか関係なく攻撃も当たるわね』

思い出すのは、冒険者育成学校ラウネの話だ。



ーーあとは、簡単だ。



俺は鉄の棒を魔犬の頭へと振り下ろした。



どうにか魔犬の討伐に成功し、ほっと胸をなでおろす三人。


魔犬はかなり強敵の部類で、ステータス画面を確認するとレベルが8に上がっていた。


すぐさまstrengthに5ポイント振り分けると、俺達は黒血鉱石を探す作業に戻った。


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