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極振りバーサーク!〜Strength only 〜【異世界転生〜str極振り〜】  作者: 秘剣・絶対悶絶ちゅばめがえし
幼少期編 プロローグ
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底辺生活にさようなら!

初投稿です。頑張って執筆していきたいと思います。

何から話せばいいだろうか。


レベルがもう5になったが、最初の村付近から一切出ない、否、一切出れない事だろうか。


異世界に来れば人気者になれると思っていたが、モンスターに攻撃が全く当たらない事だろうか。


周りの人間全てが、俺の事を、悲しい目で見つめたり、異常者だと認識している事だろうか。




……ーーあ、いやいや。一番始めから話そうか。



名前:神喰かんばみ クビキ

年齢:32歳

職業:工場勤務

月の給料:手取りにして16万弱

趣味:ネットゲームとアニメ鑑賞

月の出費:

アパートの家賃5万

食費3万

光熱費1万

ケータイ代1万

ネット回線料金1万

その他を雑費やネットゲームの課金にあてる。



彼女もおらず、貯金もゼロ。

絵に描いたような底辺生活を過ごす毎日。

「ニートじゃないだけマシさ」なんて同僚に言われたが、彼らニートの方が、よっぽど楽しそうに、毎日充実しているように見える。



会社に行けば、上司や、お偉いさんに、今日もグチグチ嫌味を言われ。

相手の顔色を伺って、ここぞというタイミングで相槌をうって。

俺は何をやっているんだ? と自問自答に自己嫌悪。



正直、いっそ死んでしまいたい。

消えて無くなってしまいたい。なんて考えていた。




……で、本当に死んでしまったわけだ。



精神的に参ってはいたが、クビキさんは自殺をするとか、そんなにヤワな人間ではない。

そう、普通に事故で命を失ってしまった。

……いや、『普通に』という表現はおかしいが……。


車に轢かれそうになった猫を助けて、犠牲になったと言えばかっこいいだろうか?


車に轢かれそうになった女性をかばって犠牲になったと言えば有終の美を飾れるだろうか。



……ーーすいません。女性の風に舞うスカートを見ていたら、赤信号に気付かず横断歩道をわたり、ダンプカーにはねられました。ちなみに、パンツも見えませんでした。



はい、死んだ。


はい、おしまい。



それで終われば、この話もする事は無いのだろう。



問題はここから。

全ての終わりにして、全ての始まり。

少し長いプロローグが終わって、これから理不尽が始まるのだ。



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