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第6話 死にそう

本当にごめんなさい。


もう本当に、遅くなってしまいました…(泣)




つら…




※話数がずれていたことに気づいたため、修正しました。

誠に申し訳ありませんでした( ´_ _)







穏やかに、刺激を避けるように生きていても、この世は私を排除しようとするのだろうか。


私はただ、この生を全うしようとしているだけなのに。





****



ごほっ!




「!お嬢様!」


咳の予感がして、体が強制的に起きて衝撃に耐えようとした後、咳が出た。


就寝前の最終チェックとして、私の部屋には世話役がいたようだ。

まぁ、ここの所熱が下がらなかったから、というのもあるのだろう。


寝る前に、どんどん熱が上がって来ていたようで、体をおそう寒気も酷くなってきている。


こんなこと、いつもの事だから、世話役の対処も早い。




しかし、あぁ、またか…



苦しい、寒い、体が痛い。



イヤだ、私は辛いのは苦手なんだ。


はやく、いつもみたいに世話役に甘やかしてほしい。



いや、違う。

いつものこと、いつものことだから、大丈夫。


これを耐えたら、また、おしゃべり出来る。




…もしかしたら、お父様も……、いや、駄目。



私は耐えられる。耐えなければ…


「く、じょ…」

「お嬢様、お水を飲まれたいでしょうから、少し体を起こしますね。」


世話役が体を起こし、下にクッションを入れて、体が楽に起こせるようにしてくれる。


「お嬢様、今口元に水があります。飲めますか?」


あぁ、ありがたい。


「では、傾けますよ?」


ごく……ごく…


ごふっ!


「あぁ、申し訳ございません。…もう少し飲まれますか?」


水が喉を通ることすら痛い。つらい。


いや、だめだめ。

まだ私は大丈夫。


「かしこまりました。何か食べられそうですか?」


いや、この痛さは食べられそうにないな…。


「ゼリーはいかがですか?コックに、特製レモンゼリーを作って貰ったので、ひと口だけでも食べませんか?」


レモン…

どうだろ、でも、食べないと薬も飲めないはずだ。


「たべ…る。」

「よかった!シェフも喜びます。…はい、口を開けてください。」


口すらもあまり自分に従ってくれない。


ゆっくり、ゆっくりでいい。

開けられるだけ開けよう。


「そうです、上手ですね…どうですか?」


あ、口がさっぱりする。

喉にもあまり刺激が来ない。


「ん…おいし…」

「もう少し食べますか?」

「ん…」


これだったら、もうちょっと食べれるかも。

味は分からないけど、気持ち悪くならないならたべなければ。




…ぐ、もう、お腹が張ってしまった。

やはり、体調が悪いと胃が縮むな。


「お嬢様、もう食べられませんか?」


ごめんなさい。


「これだけ食べれれば、良さそうですね…。枕の氷を変えますよ。」

「ん…」


あれ?

薬は飲まなくていいのだろうか?


「く…すり…?」

「薬は、さっきのゼリーに混ぜておきましたから、大丈夫です。きちんと食べてくださいましたしね。」


おぉ、もう飲んでたのか…

薬を飲むための水すら飲めなさそうだったからな。

本当にありがたい。





あ、きもちぃ…


「枕の氷、気持ちいいですか?…よかった。では、ゆっくり休んで、また私とおしゃべりしましょうね。」


ゆっくり…

寝れる気がしない。

寒いし苦しい。

こんなに布団もかけてもらっているはずなのに。


「くじょ…さむ……」

「寒いですか?でしたら、湯たんぽを入れますね。毛布は重いので、あまり掛けられませんから。」

「ん…」


あ、ちょっと暖かくなった…


これなら、ねれ…る…だろうか……








あぁ、頭が痛い。






****(九条遼 view)



はっはっ




「お嬢様…」



本当にお辛そうだ…


今回は、いつも以上に熱が上がり、咳も止まらない。


もう、二週間程苦しんでおられるというのに、まだ、お嬢様は苦しまなければならないのか…?


目が開いたと思っても、焦点が合うことは少ない。また、苦しさのせいか、涙の膜が張り、熱のせいか、真っ赤に充血している。


きっと、関節痛や、咳の衝撃も相当なものなのだろう。


お嬢様の苦しみを側で見守ることしか出来ず、ただ、その体が少しでも楽になるようにお世話することしかできない私には、全ては想像するしか出来ないが。


医者には、無理に熱を下げようとすれば、逆に体に良くないことがあるので様子を見るが、このまま下がらなければ、体力の消耗が激しいので、下げざるを得ないと言われている。




何故、お嬢様がこのように苦しみに耐えなければならないのだろうか。


何故、私はお嬢様と変わって差し上げられないのか。



何故、何故、なぜ………っ!!!!!




あぁ、なぜ、私はこんな所でお嬢様を見つめ続けなければならないのか!







……お嬢様は、今回は、普段とは違い、随分と長く苦しまれている。


何が、とは言わないが、少し、ほんの少し、嫌な予感がする気がする…。












現在、リアルでちょいと苦しんでるので、小説も情緒不安定気味です(´・ω・`)



投稿の遅さは…あんまり関係ないかも……_:(´-`」 ∠):_

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