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第5話 九条遼による、お嬢様語りその2

頑張ってみたよ!



常々思ってたけど、1話1話が長くないから、もっと早く更新して然るべきだよね(´・ω・`)


おかしい(´・ω・`)



※attention!

実際はならないぜ!という描写があるかもしれませんが、作者はそっち方面あんまり詳しくないので、気づかなかったことにしてスルーしてください。

おねがいします((_ _ (´ω` )ペコ







さて、いくら慌ただしいと言っても、皇成様が学校に行かれていて、お嬢様もお眠りになられている今はかなり暇である。なので、我が主について、少し話をすることにしようと思う。



お嬢様は、自分の体が思うままにならず、きちんと歩くこともままならないのに、そのもどかしさを人にぶつけようとしたり、物に当たることをなされない。


生まれた時からそうだったから、と言えば説明もつくかもしれないが、何せ今は、好奇心の赴くままに動きたくなる年齢でもある。


普通なら、自分の苛立ちを何かにぶつけなければ、気が済まないはずだ。


なのに、私にこそ些細なわがままをおっしゃられるが、その私ですら、痛みや、いわれのない暴言を吐かれたことは無い。


それは、長く生き続けた大人にすら難しいことであり、ようやく小学生になろうとする子供の自制心ではないと感じる。


その自制心はどこから来ているのか不思議に思うとともに、お嬢様の心に負担をかけていないか、とても不安に思う。



そう言えば、お嬢様のお体についてだが、大きな病をお持ちだとか、不治の病に罹っているなどということは無い。

ただ、この世界で生きていくには弱すぎると言ってもいいほど体が弱いだけなのだ。


お抱え医からは、家に無菌室を作ることを提案されたくらい、日常的に漂う、些細な害から身を守ることができず、熱を出したり咳をすることで、何とか身を守ろうとされるのだ。


なので、お嬢様がベットから出て、この部屋を出ることも、トイレや風呂以外ではほとんど無い。

庭に出ることもできず、窓を開けることすら出来ないので、お嬢様はこの世界がどれほど広く、何があるのかさえあまり知らないだろう。




……そもそも、お嬢様は毎日起きてこられてすらいない。



クライネレビン症候群と言う病が知られていると思うが、それでは無い。


お嬢様にとって、1回起きてきちんと食事をし、おしゃべりをしたりや、お風呂に入ったりすることは、かなりの重労働となる。

また、熱や咳でくるしんでいる間は、寝ていても熟睡できず、常に半覚醒状態に置かれているようだ。


つまり、寝ることが出来る時にしっかりと疲労を回復しようとするため、そのような睡眠をとっているのである。



まぁ、医師によれば、これから成長し、もう少し免疫や体力が付けば、運動をすることも可能になるだろう、と言われている。


その時は、この私が全力で、お嬢様ができる限り長生きするために必要な手助けをさせて頂こうと思う。





そんな後のことは後で考えるとして、今回は、私の不手際でかなり疲れていられるので、熱も出てしまっている。

本当に不覚だった。



再びきちんと会話ができるのは、何日後だろうか。



はやく元気になって、私にまたわがままを言って欲しい。



お嬢様の声が聞こえないと、不安になる。










私の主はいつまで私のそばにいてくれるのだろうか…















多くのブックマークありがとうございます!


これからももっとも精進して行こうと思うので、よろしくお願いします((_ _ (´ω` )ペコ



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