+プロローグ+
ファンタジー描くのは初めてなんで 下手ですがよろしくです!
何かが焼け焦げた臭いが 辺りに立ち込めている。 今は火が消えた後らしい。
何か黒焦げのモノが転がっている。元は人間だったのだろうか。死臭が酷い。
「……っ…」
一人だけがゆっくりと起き上がった。
右目と右腕には 赤黒い血が べっとりとついている。苦痛に顔を歪めながら、目の前に落ちている武器を拾おうとするが、体が言うことを利かないらしく、小さく舌うちをした。
「…幸運な奴だな。生き残ったのは貴様だけだぞ。私の焼き加減が足りなかったか??」
声の主は 女だった。
少なくとも外見はそう見えるが…
女は 男の方に向かって 余裕の表情でゆっくりと歩いてきた。そこらに転がる 黒焦げの死体を平気で踏み潰し、一歩一歩 近付いて行く。
『ヤバイ!』
頭が必死に逃げろと言っているのに 体が動かない。
「く…そっ!」
女が 不気味な薄笑いを浮かべた。
「苦しいか??仲間の所に逝きたいか??今逝かせてやるよ。また炎がいいか?それとも首を斬ってやろうか。そうだ、最後に私の名前を教えてやろう…」
遂に女は 男の目の前まで来た。
「くそ……っは……リ…シア…」
男はそこで気を失ってしまた。
なぜこうなった??
そうだ…手紙だ。
事の始まりは一通の手紙だった…。