どうして。
しばらくお休みさせて頂きました。
家庭の事情でなかなかスマホを触る機会がなく、投稿日を開けることとなってしまいました。
最終話までは必ず投稿しますので最後までよろしくお願いいたします。
苦しい、怖い、痛い、誰か...助けて、お姉様に、会いたい。
メルに目を潰されて何も見えない。暗い。ただただ暗い。1人の世界。お姉様はそんな私の一筋の光。あぁ。会いたいな。
ガチャ。
扉が開いた、2人?
「だ、れ?」
「ふんっ。相変わらずここは醜いな。」
え。お父様?
「お父様、なのですか?」
お父様が会いに来てくださった!久しぶりに聞いたお父様の声。もしかして、ここから出して頂けるのかしら!
「誰が父だって?私はお前みたいな醜い小娘に父と呼ばれる筋合いはないぞ。ミリア。」
「え、?」
違、う?まだここから出れない?
「まぁ良い。ミリア、今日は誕生日プレゼントを持ってきてやったんだ。きっと喜ぶぞ。だから・・・・・・・・・」
今...早く死ねって聞こえたような。
それより
「たん、じょうび、プレゼント?」
2歳の時以来だから5年ぶり?お父様が?私に?一体何を?私が喜ぶもの?なんだろう。
「あぁ。ほら入れ。」
「んん!うぅー!」
何か口につけられてるみたい。誰?
え???待って、この気配、、嘘、だよね。は、ははは。違うよね?違う、違う、違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う。ダメ、入って来ないで。帰って。会いたかったけど、こんな形で会いたくなかった。
「お姉、様」
「んんー?ぷはぁ!...ミ、リア?ミリア!」
「黙れ!更に醜くなったぞリズ。」
「お父様!これはどういう事ですか!私がきちんとお父様やメル様に従えばミリアに手は出さないという約束だったではないですか!ミリア!大丈夫?どこが痛い?今お姉ちゃんが助けてあげるからね。お父様!酷いです!なんでミリアはこんなに怪我をしてやせ細っているのですか?!そうだ、メルだ、メルはよくここに来て!メル!絶対に許さな」
バチィーン。え、叩かれた?お姉様が?
「リズ。メルに様はどうした。」
「あ...、」
「「...!!!!」」
ゆる、さない。
「お姉様に手をあげるなんて!許さない!絶対に許さない!!」
初めてミリアが聖女の力を暴走させた日、ミリアの姉、リーリスことリズも地下へと閉じ込められた。
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