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第二次世界大戦 ~枢軸国winner版~  作者: 怒りに身を焦がし者
太平洋戦争編
7/9

第陸話   ~真珠湾攻撃~

真珠湾攻撃編です。

ハワイ沖海戦という構想もあったのですが余計つじつまが合わなくなる恐れがあるので流さしていただきました。

空母だけの海戦っていうのもなんかなぁ。

アメリカの機動艦隊圧倒的に不利だしなぁ。

ここで沈まれるのもなんかなぁ。

以上の理由で流さしていただきました。

ご了承ください。


大日本帝国海軍連合艦隊から飛び立った

雷撃機及び爆撃機の混成部隊(第一陣)は、

午前七時三十五分にオアフ島北端カフク岬を視認。

攻撃態勢をとった。

第一陣は約200機の編隊だったという。


そして七時五十五分に先頭を飛んでいた爆撃機がウィーラー陸軍飛行場の格納庫に

250kg爆弾による初弾を放った。


当初、アメリカ側は味方航空機による誤爆と考えていた。

が、そのような考えはすぐに打ち消された。


初弾から数秒もせずに爆弾が雨のように降り始めた。

米軍基地には爆風が吹き荒れ、火薬の匂いが立ち込めた。

焼けた鉄が植物を燃やし、熱された銃弾が弾けながら空を飛んだ。


他の爆撃隊もハワイ諸島の米軍基地を無力化していった。

そして基地内に保管されていた航空機はほとんどが破壊された。

米軍が日系人による工作を危惧していたことにより、

防犯上の理由から機体をまとめておいていたことが裏目に出たのだろう。


それと同時刻に、雷撃隊による攻撃が開始された。

超低空飛行による九一式魚雷の投下。

安定翼とジャイロによって空中姿勢を安定させ、

水平舵を上げ舵にして沈降を抑えた。


いくつもの雷跡が水面を走り、戦艦群に到達すると大きな水柱を上げた。

最初の魚雷は8時前にウエストバージニアに命中。

また8時過ぎ、加賀飛行隊の九七式艦上攻撃機が投下した800kg爆弾が

アリゾナの四番砲塔側面に命中。

次いで8時6分、一番砲塔と二番砲塔間の右舷に爆弾が命中した。


8時10分、アリゾナの前部火薬庫は大爆発を起こし、

悲惨な姿となって海底にその姿をさらした。

吹き上げられた鋼鉄や木片やキャンバスやアリゾナ乗組員の遺体の一部が近くの戦艦に沢山降り注いだ。

この爆発で約1,000名の乗組員は即死し、海上に投げ出された生存者もほとんどが大火傷を負っており、他の艦の乗組員はどう救出してよいか途方に暮れた。


戦艦オクラホマにも攻撃が集中した。

オクラホマは転覆沈没し将兵415名が死亡または行方不明となった。

艦内には艦内に閉じ込められながらも数日は生き残っていたアメリカ兵の遺体があったという。


日本軍の攻撃で戦艦泊地の主力戦艦部隊は、

攻撃開始後のわずか15分後となる8時10分には、

カリフォルニアは半分沈没、ウエストバージニアは大破炎上し、

メリーランドとテネシーも行動不能に陥るなど壊滅してしまった。


日本軍の攻撃によりあまりにも濃い黒煙が戦艦泊地を覆ってしまったため、

どの艦がやられたのかほとんど判らないほどであった。


ここまで米軍が壊滅的にやられたのには理由がある。

それは、米軍の”意識”だ。


米軍は真珠湾攻撃が行われるまで日本空軍を、三流のパイロットが操縦する

二級品の飛行機の寄せ集めと思い込んでいた。


だが、日本の爆撃機は見事な降下で爆弾を命中させ、

雷撃機は先述した通り超低空飛行で、魚雷を命中させていた。

それを見たアメリカ兵の戦慄はいかほどのものだっただろうか?


第一陣があらかた撃ち尽くして帰投する。

米軍はやっと一息付けたが、人がいなくなった作戦司令部のレーダーには、

離れていく光点と既にカフク岬まで接近している更に多くの光点が映し出されていた。


米軍が対空砲をガレージから出し切る暇もなく第二陣が到来した。

その数は第一陣の比ではなく、爆撃隊が多めの編成となっていた。

明らかに搭載していた艦載機すべてを出し切るような、、。


それらを見た米軍らの顔が引きつる。

既に米軍は第一波で戦艦二隻を失くし、基地は無力化されたというのに、、。


日本軍はさらに追撃を行う。

戦艦ペンシルバニアや駆逐艦が収納されているドックに攻撃を行い、それぞれ大きな損害を出した。

さらに、第一波で生き残っていた戦艦ネバダが外洋に向けて進んでいたが、

日本軍はそれに狙いをつけ集中攻撃を行った。

ネバダは10発の爆弾を受け、また何本もの魚雷を受けたが、自ら座礁することによって沈没を免れた。


だが、第二陣における最大目標は艦隊群ではない。

補給基地だ。


当時、真珠湾基地はアメリカの太平洋における最大の海軍基地で、

アメリカ国民も金城鉄壁の真珠湾という

触れ込みでその安全性を信頼しきっていた。


そのため、多くの物資が真珠湾に集中していた。

此処を破壊することによってアメリカの太平洋進出を遅らせようとする作戦である。


爆撃隊に属する戦闘機は紀伊から発進した大型爆撃機の護衛をしつつ、

地上の戦闘機、基地に機銃掃射を行った。

それにより石油タンクの一部が破損。

石油が漏れ出した。


爆撃機が精密爆撃を行う。

案の定、石油に引火して大爆発が起きた。

衝撃波が空気を揺さぶり、地上は一面火の海となった。


空を舞う溶けた鉄

際限なく上がる黒煙

とめどなく落ちる爆弾に

逃げ惑う米軍兵

破壊された戦艦から重油が流れ

それが引火し海面に浮いている生存者を焼き殺した。

どこを見ても火、煙、炎。


まさに地獄絵図であった。

だが、戦争とはそういうものだ。


攻撃を終えた日本軍はそれぞれの空母に戻り、悠々と日本へ凱旋した。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


~とある連合国の研究所(再)~


??:よっしゃ!


???:解けたか?


??:はい!たった今解読プロセスが解明されました!後は自動読み取り装置を作るだけですね!

Six-busterの次世代機を!


???:よし、真珠湾攻撃は痛かったが我々は情報戦において大きな武器を得たぞ!


??:うひひ、めっちゃ金もらえるぞー!ってそんな長いセリフ実際は言うんですかね?


???:知らん!


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

この回については更新が非常に頻繁に入ることになります。

随時チェックいただければ幸いです。

第弐話の中呉条約の内容をあとがきに追加いたしました。

ポイント、ブックマークよろしくお願いいたします。

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