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【書籍化&コミカライズ!】少年マールの転生冒険記 ~優しいお姉さん冒険者が、僕を守ってくれます!~  作者: 月ノ宮マクラ


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400・小島の探索

本日の更新で、ついに本編が400話となりました。

ここまで『少年マールの転生冒険記』を読んで下さった皆さん、本当にありがとうございます!

これからの更新も頑張りますね♪


それでは本日の更新、第400話です。

どうぞ、よろしくお願いします。

 太陽が中天で輝いている。


 そんな正午近くになって、北から海を大回りをした僕らの船は、目的の島へと到着した。


 海から見た限り、


(普通の島だね)


 という印象だ。


 木々が茂り、大きな岩などが海岸線に転がっている。


 斜面の草原などでは、時期が来ると、海鳥が産卵したりもするんだって。


 島自体は、3~4時間で1周できる大きさだそうだ。


 そんな島へと、僕ら5人は、小舟に乗り換えて上陸する。


 ここまで乗ってきた船は、安全な海域で、僕らが討伐完了するまで待っていてくれる手筈になっていた。


 ジャリリッ


 小舟の底が、砂利混じりの砂を捉える。


 僕らは、海水に靴を濡らして、海岸へと降り立った。


「よろしくお願いします!」


 操船してくれた船員さんたちは、そう声をかけて、そのまま小舟で船へと戻っていく。


 それを見届けて、


「よし、まずは魔物どもの巣を見つける。このまま、反時計回りに海岸沿いを回っていくぞ」


 キルトさんの号令に、僕らは頷き、この小島の探索を開始した。



 ◇◇◇◇◇◇◇



 キルトさんの話によれば、ジャイアント・シザーズは、洞窟などに巣を作るそうだ。


 特に、100匹近い群れとなると、


「繁殖のため、ちょうど卵から孵化したのかもしれぬな」


 とのことだ。


 そして、シュールの漁場が、ちょうど成長のための栄養源として都合が良かったのだろうとのこと。


(魔物も、子孫を残すために必死なんだね)


 でも、僕ら人間も生きるために必死なんだ。


 対立が生まれてしまうなら、僕らは『魔狩人』として、人の側に立って戦うしかない。


 ……うん、


(がんばろう)


 僕は、青い空を見上げながら、そう自分に言い聞かせた。


 探索を始めて、およそ2時間。


 海岸線は、崖になっていたり、砂浜になっていたり、岩場になっていたり、様々だった。


 その場所を、1つ1つ入念に調べていく。


 死角になっているところも多くて、結構、大変だ。


「ねぇ? マールは、魔物の臭いとかで、巣の場所わからないの?」


 そうソルティスに聞かれたけれど、


「無理」


 と、僕は首を横に振った。


「海の近くは、潮の匂いが強すぎて、他の匂いは全然わからなくなるんだよ」

「……そう」


 ソルティスはため息をこぼして、


「役立たずねぇ」


 とぼやいた。


(…………)


 ちょっと酷くないですか?


 涙目になる僕の背中を、ポーちゃんが慰めるようにポンポンと叩いてくれる。


 キルトさんは苦笑し、


「無駄口はそれぐらいにして、地道に探せ」

「……うん」

「へ~い」


 僕らは頷き、また魔物のいそうな洞窟探しをしようとする。


(ん?)


 その時、少し離れていたイルティミナさんが、砂浜近くの海をジッと見つめていた。


 波が引くと、そこに片膝をつく。


「どうしたの?」


 近づくと、彼女は砂浜の中から、何かを拾い上げていた。


「これが」


 言いながら見せてくれたのは、大きさ30センチぐらいの透明なプラスチックみたいな物体だ。


 気づいて、みんなも集まってくる。


 キルトさんが「ふむ」と呟いた。


「それは、ジャイアント・シザーズが脱皮した殻じゃの」


(脱皮した殻?)


 ということは、


「近くに巣があるのかもしれぬ。海流的には、あの波の強い岩場の方向から流されてきたようじゃ。そちらを重点的に探してみようぞ」

「うん」

「はい」

「わかったわ」

「ポーは、了承した」


 僕らは気合を入れ直して、そちらへと向かった。


 ザンッ ザザァアン


 岩場は波が激しくて、僕らは、崖の上から岩場を確認していった。


 10分ほどして、


「いた」


 ポーちゃんが短く告げた。


 小さな指が示しているのは、崖下の波が弾ける海面だ。


 その水中に、黒い影がある。


(あ……)


 体長は3メードほどだろうか?


 それが4、5匹、海から岩場の方へと水中を移動していたんだ。


 ということは、


(この真下に、あいつらの巣となる洞窟があるんだね)


 ついに見つけた。


 僕らはお互いの顔を見つめ合い、そして、大きく頷き合った。


 キルトさんは黄金の瞳を輝かせ、


「よし。このまま崖下の巣へと向かい、そこにいる魔物どもを全て狩り殺すぞ」


 と、強く宣言したんだ。

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※次回更新は、3日後の月曜日0時以降になります。どうぞ、よろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 更新お疲れ様です! マールの神狗としての能力は高いけど意外と潮の匂いで鼻が効かなくなるギャップ?みたいなところがいいですね!巣穴の中はどこまで広がってるのか、そして敵がどのくらい強いのかも…
[良い点] 更新お疲れ様です(^_^ゞ ポーちゃんが魔物第1号を発見! 問題は巣穴が1つか否か? ……複数あったら1日で終るかどうか('_'?) [一言] マールの嗅覚は潮の匂いに敵わなかったようです…
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