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お日様のねどこ(未完)
執筆日:2015年12月10日
お題 :やわらかい姉妹
ぽかぽか陽気にさらしたお布団は、極上のやわらかさを得た。
よく晴れた秋の休日。この家に二人で住む姉妹の姉の方、和香は、取り込んだお布団の上にそのまま寝転び、お日様の匂いに包まれてとろんとまどろんでいた。
「これはなんとも……極上だわねえ」
などとのたまう姉を横目に、妹の美羽はテキパキと洗濯物を取り込んでいる。
「あんまりシワを作んないでよ。せったく干したのだから」
妹の小言にも、姉は「ううん、ううん」とオッ布団に吸い込まれながら唸って、いちおう返事のようなものを発した。美羽はため息をついて、せんっ炊くものを取り込み終える。
部屋に上がって、お布団と一体になりつつある姉を尻目に、取り込んだ洗濯物をたたんでいく。夏場ならしばらく放っておいてからたたむのだが、もう日が沈むのが早くなってきたため、取り込んだらすぐに片付けるようにしている。暗くなってからだと、何かと後手後手に回り気味なのだ。




