表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/20

本音

「ザキタ、さっきどうしたんだよ」

サクは頬杖をつき、

隣で笑顔で手を振るザキタに問う。

「何でしょう、なんとなく…気になって。」

彼に向き合うように座り直し、俯くザキタ。

「サクさんも情報屋なんてやってて、私より長いですけど…

どうしてこんなに若い人が危ない事しなきゃいけないのかなって…」

それはきっと、今の世界への本音なんだろう。

誰もが思い、そして誰もが口に出来ない事。

「…ザキタ、婆さんか」

「えぇっ⁈酷くないですかぁ‼︎

…って、ちょ、さ、サクさん⁈」

サクは抗議するザキタの頭を乱雑に撫でる。

「いつか、こんな世界終わるさ。

それまでは、仕方ないんだよ。」

小さくそう呟き、立ち上がる。

「さ、仕事するぞー。」

後ろからバタバタと音を立てながらついてくるザキタを確認しに、サクは店を後にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ