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兎乃詩集  作者: 雪兎彼方
1/1

本当のことが言えなくて

口から吐き出された言葉

こんなはずじゃない

もう一度やり直したい

そんなことを思っても

一度吐かれた言の葉は

真っ白な真実を

真っ黒に塗り潰した


誰にも嫌われたくなくて

周りに偽った言葉

まだ大丈夫

自分のためだから

そんな風に言い聞かせても

自分を偽った言の葉は

本当の自分を

少しずつ削っていった


自分の気持ちが分からなくなって

心と裏腹な言葉

これじゃダメだ

このままじゃいけない

そんな事分かっているのに

心を包んだ言の葉は

儚い心を

殻で覆っていった


言葉を

自分を

心さえ

偽っていった嘘

そんな自分に嫌気がさして

何もかもがどうでもよくなって

その言葉を表に出した

どうして今まで

しなかったんだろう


本当の自分が生きる

この世界は

前よりもずっとずっと

輝いて見えた

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