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序章
ものっそい荒削り。
雑魚過ぎて不快になるかもしれないから、広い心を持って読むとい
いと思います。
精進のため、みなさんアドバイスとかくれると嬉しいです。
夜が明けた。
白い朝陽が照らす早朝。
そんな情景と対をなすような黒い部屋に、男はいた。
部屋の中は、怪しげな本、置物、魔法陣で埋め尽くされている。
中には男一人だというのに異様な熱気が籠っていた。
そんな部屋の中、男は一人で静かに笑った。
彼の口から漏れ出す笑いには喜びと狂気が入り混じっていた。
「ついに、完成した。」
男の声は少し興奮していた。
彼が手にしているのは、古びた紙片だった。
黄ばんだ紙には、英語でも、もちろん日本語でもないであろう文字
が並べられ、その上から焼印が押されていた。焼印の文字も同じよ
うな文字だ。
男は血走った目をギョロリと動かし焼印に書かれている文字を呟い
た。
「契約完了」
ポツリ、と雨の落ちる音がした。朝を告げていた太陽が急に陰る。
雨は次第に強くなっていった。
狂宴の始まりを嘆くように。
今日、母親の誕生日でした。