カラーズ! 魔法少女の変身。
いろいろと大切なところがすっぽりと抜けています。
いろいろ割愛。
「な、なん、だと……」
俺は、魔法少女に変身した彼女らを見て絶句した。
いわゆる魔法少女のようなワンピース姿になった月代にすべて黒のスーツ姿の黒依、白の着物を纏った楓牙と白の千早に青の袴姿の青野。
「魔法少女姿なのって月代だけじゃん!!」
「うっせぇ!!」
いつの間にか二丁拳銃になっていた黒依に、問答無用で撃たれた。
無論、弾丸は外れた場所に撃たれた。
でも、ひでえっ。
その音で、巨大ネズミがこちらに気づく。
「おい、崎玉柘榴。よく見とけよ」
楓牙がにやりと笑った。
「リーダー!」
「う、うん。ぼ、ぼくたちがいる限り、悪は栄えない!!」
は、恥ずかしい!
恥ずかしすぎるぞ、その台詞!!
しかも、リーダーってぼくっ子の月代かよ!!
……ちなみに、巨大ネズミに向かって言うことか、それ。
「と、とりあえず即席リーダー、ムーンホワイト!!」(恥ずかしそうに)
「……副リーダー、ブラック」(やる気ない)
「サンライトイエロー!」(のりのり)
「ブルー! と見せかけてヴィオレット!!」(爆笑しながら)
「「「「魔法少女、カラーズ!」」」」
「ぜんぜん魔法少女じゃねえよてめえら!!!」
そんでもって、統一感がまったくねえ!!
痛すぎる。
こいつら、痛すぎるよ……。