カラーズ! 魔法少女の敵。
nanndekounatta……
俺は、よくわからなうちに車に乗せられ、よくわからないうちに山奥に来ていた。
「な、なんでっ?!」
四人の少女が振り返って言った。
「とりあえず、おれらの戦いを見とけ」
「っち。黙れねえなら、黙れるように一発ぶち込むぞ」
「男が……呪ってやる。男が……」
「あのね、青野蒼のことはあおって呼んでくれるとうれしいなぁ」
……カオスだ。
つか、誰が車の運転したんだよ。
こいつら、全員絶対免許なんて持ってないぞ!
「そろそろか」
楓牙が日本刀を構えた。
それに合わせて、黒依は拳銃を出して構え、月代は短剣をだす。
ぶ、物騒だ。
こいつら、本当に魔法少女?
いや、その前に女子高生?!
ぜったいおかしいって……。
ちなみに、青野はその横で踊っていた。
なんでだよ!!
そんな俺の前で、森がざわめいた。
そして、ネズミが現れた。
「……」
ちなみに、家一軒ぐらいの大きさの。
「うそだあああっ!!」
「ふん。トウキョウトガリネズミか。雑魚だな」
「まあ、そういうなって、クロエ」
「えっと、あれが、敵?」
「そうだよ。あれが、うちらの敵。レッドデータアニマル」
「……は?」
えっと、レッドデータアニマル?
き、聞いたことがあるような、ないような?
「絶滅危惧の動物のことだよ。知らないの? 男ってやつは、これだから……」
「いや、男って関係ないだろ!!」
てか、どうしてその絶滅危惧種が敵なんだよ!
しかも、どう見てもこれ巨大すぎるし。
「さてと、戦うか」
楓牙が、日本刀を抜いた。
ほんと、すみません。