読み専が非なろう系作品検索用のツールを作ってみた
「なろう系」という言葉があります。人によってさまざまな使われ方がされますが、ここでは小説投稿サイトという環境に適応した作品群を指していると考えます。
なろう系作品は、小説投稿サイトで注意を引くためにタイトルが長文になっていたり、隙間時間に読めるように1話の文字数が少なくなっていたりします。
私は8年近く「小説家になろう」で読み専をしていますが、なろう系作品に触れる機会は多くありませんでした。それは、ランキングを利用していなかったからです。
「小説家になろう」を知った当初はブログやnoteでおすすめされている作品を読んでいました。今思うと、サイト外でおすすめされている作品には、環境に適応しきれていないものが多かったのかもしれません。
それもあってか、私はなろう系ではない作品を求めるようになりました。
隠れた名作をおすすめするブログやnoteをあらかた見てしまったあとは、「なろうファンDB」というサイトで条件を指定して自分の求める作品を探していました。
これは、「 「なろう系以外」の『新しく面白いWEB小説』を高確率で拾い上げる究極のスコップ方法(2025)」というnoteを参考にしていたからです。
しかし、このnoteがリライトされてから事態は変わり始めます。
リライトされた後のnoteでは「なろうファンDB」ではなく、「小説を探そうα」というサイトの利用がおすすめされていました。検索条件がより豊富で、非なろう系作品を探しやすいからだそうです。
ただ、私はそのデザインにうまく馴染めなかったので、引き続き「なろうファンDB」の利用を継続していました。
しかし、「小説を探そうα」にあった絞り込み方法は魅力的でした。「なろうファンDB」では、タイトルの長さや1話あたりの文字数でフィルタリングすることができなかったのです。
ここで、私は板挟みにあってしまいました。絞り込み方法は魅力的なのにデザインに馴染めないサイトか、デザインは魅力的でも求める絞り込み方法がないサイトのどちらかを選ばなければならなかったのです。
この状況を打開するために、私は「自分で理想の検索ツールをつくる」という新たな選択肢を取ることにしました。そうしてできたのがこちらのサイトです。
名付けて「スコッパーになろう」です。「小説家になろう」を文字っただけの安直な名前です。
ちなみにスコッパーは、ランキング外から好みのウェブ小説を探して読む人のことです。
ただ、サイトの機能とデザインにはこだわりました。その特徴を3行で表すなら
・タイトルの長さと1話あたりの文字数で作品をフィルタリングできる
・スマホでも小説情報が見やすい
・「後で読む」機能でまとめてストックできる
というようになります。それぞれ説明していきます。
フィルタリングは検索画面の以下の部分で行えます。
参考にしていたnoteでは、「タイトルは20文字以下、1話あたりの文字数は3000字以上とすることで、なろう系作品を足切りできる」ということが言われていました。
私もこの主張に同意するので、このような項目を用意しました。ちなみに条件に合わない作品は以下のように表示されます。
私はスコップのときに目視で大量の足切りをするのがストレスだったのですが、それが改善されています。
では、スマホでも小説情報が見やすいというのはどういうことでしょうか。このことを説明するためには、公式の検索ツール「小説を読もう」や「小説を探そうα」と比較することが重要です。
スマホ版の「小説を読もう」で作品検索をすると以下のようになります。
詳細な小説情報どころか、あらすじすら見えません。もちろん、「v」をタップすれば見られるのですが、正直手間です。これは「小説を探そうα」でも同様でした。
それに対して、「スコッパーになろう」はこのように表示されます。
あらすじだけではなく、ほかの小説情報も最初から表示されています。ちなみに、このデザインそのものは「なろうファンDB」のデザインをほぼそのまま使っています。
パクリと言われればそれまでですが、一応工夫しているところもあります。
それはあらすじを最初から全文表示している点です。これは私が「なろうファンDB」を使っていて、「全文表示」をタップするのすら手間だと感じたからです。
「なろうファンDB」はさまざまな小説情報が目に入ることを優先して、あらすじを折りたたんでいます。しかし、「スコッパーになろう」では、探しているときはスクロールだけすればよいようにしています。
これによって、「スコッパーになろう」では、作品を読むか読まないかの判断に集中することができます。
最後に「後で読む」機能について触れておきます。先ほども少し映りましたが、この黄色いボタンです。
このボタンをタップすると、マイページの「後で読む」という場所に作品をストックすることができます。
私はスコップするときに、目に留まった作品をいくつかストックしてからまとめて読むので、この機能を実装しました。
「スコッパーになろう」の特徴は以上です。自分用につくったサイトですが、せっかくなら多くの人に知ってもらいたかったので紹介してみました。
今後、機能を追加するかもしれませんが、ランキング機能や交流機能を追加する予定はなく、スコップ専用サイトとしてやっていこうかなと思っています。
話題に出したサイトはページ下にリンクを貼っておきます。
ちなみに、作品例を『本好きの下剋上』にしたのは、有名どころのなかで1番好きな作品だからです。




