表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/132

第九十三話 ほのぼの、水の神 其の二

「水の神様、こちらにどうぞ。」

「はい、ありがとう。」

「まさか、水の神様とお茶をする事が出来るとは、」

「お会いできた事が、奇跡です。」

「そうじゃな、コースト。」


「はぁ~落ち着きます。あら、香ばしくて美味しい。」


「それは、それは、コースト良かったのう。焙ったのは、コーストですじゃ。」

「は、はい、有難うございます。」

「コースト、多堕のログと一緒に居れるなんて、氷の使徒として素晴らしい事ですね。」

「は、はい。あの、多堕のログとは、?」

「ふふふ、ログが勇者と共に戦っていた頃の二つ名です。」

「お恥ずかしい、」

「あの、年齢が、」

「ああ、わしゃ、死なんのじゃ。まぁ分らんが、」

「ログ様?」

「コースト、今は、水の神様がいらっしゃる。後じゃ、後。」

「はい。」

「ふふふ、ログは、凄かったのですよ。」

「あの頃は、それが正しいと思ってましたもんで、」


「あら、これは、白樺の木?」

「はい、エルフからの頂きものですじゃ。ここらは、草原ですから、小豆洗いさんと挿し木にしてみようか?と話してたところですが、根付くじゃろうか?」

「はぁ、ご馳走さまでした。いいですね、植えましょう。」

「ルーインは、どこに植えたいですか?」

「・・・?どこに?」

「ルーインは、この挿し木をどこに植えたいですか?」

「ああ、では、魂水神像の祠の回りに。」

「そうしましょう。では、ここから、ぐるっと行きましょう。大きくなったら木陰ができて気持ちいいです。」

「私も、手伝いますよぅ。」


手に取って、テントの横に細い挿し木を刺す水の神。

手をかざすと淡い青い光が細い挿し木を包む。

「はい、どんどん行きましょう。大きくなるまでは、切ったりしないで下さいね。」

にっこり笑う水の神。

「子供達も一緒に植えましょう?」


四馬の子供のケンタウロス達が前に出る。

「名は?」

「ルーロの子、ルータ。」

「ルーレの子、ルーチ。」

「ルーラの子、ルーツ。」

「ルーンの子、ルーテ。」

「ルーテちゃん、いいですか?優しく植えましょうね。」

「はい、」

「そうだ、あなた達が、この挿し木達を面倒みるのですよ。」

「はい、」「はい、」

「はい。」「はい。」

「可愛らしい。子供は、いいですねぇ。」

「母親は、皆、身籠っているのだ。」

「それは、いい事です。」

「百舌鳥カマキリのお陰で、皆、励んだ。それに長の創ってくれた善哉という食べ物のお陰で、母親も元気だ。」

「善哉という食べ物は、食べてみたいです。」

「とても甘いですぞ。」

「美味しいよ。」

「今度、つくってもらいましょう。」


「次は、畑をみたいわ。ルーイン。」

「行きましょう。ねっ。」

「シャローラビット、グルス、案内だ。」

「解った。」

「は、はい。わ、私達は、サッカー領で、い、芋や、豆を作っていました者です。」

「そうですか、大変でしたね。あなた方は、心が綺麗です。小豆洗いに出会う訳ですね。」

「心が、き、綺麗とは、ありがたき、お、お言葉です。」

「見守っています。安心して下さい。」

「はぁ、ははぁ~。」

グルス達は、泣いている。

「ここで、我ら一角兎が、虫や豆の葉を、食べている。」

マイペースに話す、シャローラビット、。

「小豆洗いが、食べていいと言ったから、でも、葉は少しと言われている。」

「一角兎さん達が、一生懸命見てくれてます。我らより、作物と相性がいいと思います。」

「素晴らしい事です。良かったですね。一角兎達。」

「前より、食べ物に困らなくなって、子供も増えた。野良の兎も多く育つようになった。」

「可哀そうだが、野良の兎を持ってくと、魚が、食べれるのだ。」

「水の神様、魚だぞ、我ら一角兎達が、魚を食べれるのだぞ。」


「それは、良かったですね。私も食べてみたいです。ルーイン、ご飯を一緒に食べては、駄目かしら?」


「ルール頼む。皆も、飯の用意だ。長が喜ぶぐらい、もてなすのだ。」

皆、散っていく。

「迷惑かな?ルーインありがとう。」


「んっ、ここは、何ですか?」

小さく石に囲まれた場所を見る。

「はい、これは、長様がお渡しになられた特別な豆を、植えております。」

「ふふふっ。芽が出ますように。」

手を向け淡い青い光が注がれる。

「あら、注いでも注いでも吸い込みます。」

「駄目です。吸い取られます。」

「疲れました。」

「う~ん、行きましょうルーイン。」


「我が名は、ルート。ルーインの子。」

「勇ましい。何ですか?」

「あの、その、」

「ふふふ、東に行きなさい。あなたの望みは、きっと待っています。」

「ルート、東のアーパ族に行く時が来たか?長とは、話をしていたのだ。」

「父上。」


「そこのあなたもどうですか?」

ルーリの方をみて話す水の神。

「我が名は、ルーリ。ルーアンの子。父も兄も悪魔にやられて死んだ。」

ひざまつくルーリ。

「ならば、なおさらルートと行くのです。きっとあなたの心を癒してくれる方が、待ってます。」

「うむ、長が帰ってきたら、ルーリ、ルートと東のアーパ族に行くのだ。」

「解った、そうする。」

「なんだ、ルーリ、ルート、その顔は?はっはっは。」

ルーレ、ルーロ、ルーラが、茶化す。

「強い牝を連れて来い。はっはっは。」

読んで頂きありがとうございます。

いいねや、評価いただけると嬉しいです。

宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ