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第八十一話 ルーリとログ爺さんの戦い

「ふぉふぉふぉ、いつでもいいぞ。」


次の日、皆が見守る中、ログ爺さんは、ケンタウロスのルーリと向かいあっていた。

昨日、ケンタウロス達は、揉めに揉めて若手のルーリが勝利し、戦いを勝ち取った。

と、言ってもルーインとルーンは、参加できなかった。

ルーロ、ルーレ双子兄弟と、ルーラが、やりあった後、漁夫の利を得たのがルーリだった。


矢を構え距離をとるルーリ。

魔法使いを興味深々に見るケンタウロス達。

「ルーリ、どうした打たんのか?」

「なんなら、かわってやるぞ。」

戦いたいケンタウロス達が煽る。


「シャ、」

矢を放つと綺麗にログ爺さんに向かって飛んでいく。

「アイスウォール」

氷の壁に矢が突き刺さる。

「ふぉふぉふぉ、」

剣を構え凄い勢いで、走りだすルーリ。

「ドドン。」

ログ爺さんの前の氷の壁を蹴り壊す。


「おお、よし。」

ルーインが、唸る。


「アイスウォール」

また、前に氷の壁が出来る。

「ぬぬぅアイスウォール」

今度は、ルーリを囲む様に三面。

合わせて四面の氷の壁で囲まれるルーリ。

「出れんじゃろ。」

「ギンっギンっ」

蹴るがどうする事も出来ない。


「終わりじゃの。」

小豆洗いの方に歩くログ爺さん。

「終わりじゃ、ルーリ。」

手を挙げる小豆洗い。


あっけない。

あっけない幕引きに、皆、ログ爺さんを見ている。


「ログ爺さんや、ルーリは、出れんのか?」

「三、四時間、待てば出れるよ。」

「可哀そうじゃろ。」

「うん。うむ。」

「ルーリさん、ちょっと寄ってくれるじゃろか?」

「動かんでくれよ。久しぶりじゃからな。」


「アイススラッシュ」

「漸っ」

「ズズズ~ン」

氷の壁の角が切れて崩れる。

「出れるじゃろ。怪我せんで良かった。」

「見事では、ないか?ログ爺さんや。」

「危ないんじゃ、この魔法は、切らんでいい物まで切ってしまう。」


「あ、ありがとう。」

ルーリが、そう言うと、頭を下げルーン達の元へ向かう。


「ルーリ、よう言うた。」

拍手する小豆洗い。

続けて、皆、拍手する。


キョトンとするログ爺さん。

ケンタウロスが、有難うと言うとは。


「やはり、獲物は、斧が良かったのではないか?」

「斧なら、思い切り投げれば、氷の壁を突き抜けたかもしれん。」

ルーン達がルーリに話し掛ける。


(そんな恐ろしい事、言うな。)

と、思うログ爺さん。


「ログ爺さん。本当の戦いならば、氷の壁を作った後、どうするのだ?」

ルーインが話し掛ける。


「ふぉふぉふぉ、逃げるのじゃ。」

「ケンタウロスは、丈夫で強い。何度も切り刻もうが、起き上がり戦い抜く。」

「倒したと思っても、いきなり刃がくるで。」

「戦い抜く事に、尋常ではない覚悟じゃからの、ケンタウロスは、」

それを聞いてルーインが頷く。

「我らは、誇りをかけ戦い、戦いを先祖にかかげるのだ。」

「うむ。」

「それにな、こちらの、魔法力が足りなくなるかもしれないし、ケンタウロスが一馬とは、限らん。」

「最後まで、戦い抜く必要がないからの。」


「ケンタウロスとは、闘わん方がいい。それに、ケンタウロスは、戦いと自分達の縄張り以外、興味がないからの。」

「逃げるのじゃ。」


「うむ。人間らしい考えだ。」

ルーインは、頷く。

「確かにそうじゃの。」

小豆洗いも頷く。


「すみませぬ、ログ殿、」

サッカーと、コーストが歩み寄る。

「なんじゃ、人気者になってもうたの。ログさん。」

「ふぉふぉふぉ、」


あっけなさ過ぎでしょうか?

読んで頂きありがとうございます。

いいねや、評価いただけると嬉しいです。

宜しくお願いします。

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