第五十六話 捕虜解放
「集まった様じゃの、んじゃ、約束通り、捕虜達を解放しようと思う。」
コースト魔法顧問が、前に出る、
「その前にお話があります。教えて頂きたい。」
「なんじゃ、」
「水の神が、ご降臨されたとの事ですが、今回に戦いの事を、ご神託されたのですか?」
「い~や、何も言ってないぞ、」
「水の神は、何をされたのですか?」
「うん、あの像を創って、ルーインが、水の使徒になったくらいかの?ああ、後、土の神が、あの岩山の洞窟を、創ったんじゃ。んで、皆、水の神を信仰するようになったの。」
「ケンタウロスが水の使徒になった?土の神も、ご降臨されたのですか?」
「い~や、土の神は、姿は見せんかったが、なんかこう、どどどど~ってなあ、あれ、創りよったんじゃよ。」
「なんという事でしょう。神は、神は、」
頭を抱えるコースト魔法顧問。
「分かったかの?んじゃ解放するで、帰ってええよ。」
サッカー将軍に敬礼し、歩いて行く兵達。
「コースト魔法顧問、帰らんのか?」
小豆洗いは、問う。
「私を助けに来られたサッカー将軍を置いて、帰る訳には、行きません」
「そこの、兵達は、?」
「私は、父上と共にいます。」
「サッカー将軍の子か」
「んで、?」
「我らも残ります。」
「残るという事は、どういう事か、分かってるのかの。」
「長殿、私が、話をしても良いか?」
「サッカー将軍、ええぞ、」
「お前達の気持ち有難く思う。しかし、せっかく長殿が助けると言ってくれたのだ。ダミーよ、我がサッカー家の事、頼む。デコイ、アイスも、今までよく仕えてくれた。これからは、ダミーの為にサッカー家を盛り立ててくれ。」
「また、コースト魔法顧問や、兵達、お主らは、儂の為に兵としているのでは、無い。キラ王国の民の為に居るのだ。その事を忘れないように。」
「ううっ。」
「アイス、若殿に尽くせ。わしは、サッカー将軍と、共にする。」
「父さん、」
「デコイ、、帰るのだ。」
「分かりましたが、サッカー将軍の骨を誰が拾うのですか?長殿、わしは、サッカー家に、ブラック サッカー様に仕えて来た。サッカー将軍は、そこらで、野垂れ死にをしていい方ではないのです。死んだ後も、国民に尊敬される人なのです。お頼み申し上げます。」
「分かった、そうするがよい。」
小豆洗いは、頷いた。
「コースト、ありがとう。ゆくのだ。」
「ダミー、頼むぞ。」
泣きながら、歩いて行く。
サッカーと、デコイは、いつまでも見送っていた。
「さて、皆、お疲れさん。飯にでもするかの、今日は、楽しくやろう。」
「すまんが、用意を頼む。」
皆、走っていく。
やっと、落ち着いたの。
もう、儂、なんもやりたくないの。
(某、百舌鳥カマキリ殿の中に戻り申す)
「ああ、飯食べてからにしたらええよ、一応、お祝いみたいなもんじゃし、」
(分かり申した。)
「小豆洗いさん、サッカー将軍は、どうするの。」
「うむ、そうじゃの。わし、少し休む事にするの。」
捕虜達のテントに歩いて行く小豆洗い。
ちと、疲れたの。
昼、
「小豆洗いさん、ご飯よ~」
「元気じゃの~」
「私は、元気いっぱいよ~」
「どれどれ、」
テントから、出てみると、至る所に焚火があり、兎や魚が、焼いてある。
「いい匂い~」
「そうじゃの」
「小豆洗いさん、こっち、」
スライダーが手を振る。へリンと、ポリーもいる。
「両手に花じゃの。」
「へリン、サッカーと、デコイも呼んで来てくれるか?」
「それは、可哀そうなのでは?」
「そうじゃけど、まぁ、頼む。ポリーも一緒に、行ってきてくれ。」
あ奴らは、そこまで弱くあるまい。
「分かりました。」
サッカーと、デコイが連れられて来る。
「座ってくれ。のう?」
手招きする小豆洗い。
罰の悪い顔をして、サッカーと、デコイが座る。
「みな、お疲れさんじゃった。それと、ナマズマンや、一角兎も水の神を崇めると言うちょる、皆、ええの?」
「長に従います。」
「長に、」
「うむ。、」
「今回、第一の働きをしたケンタウロス達、なんか、一言頼む。」
えっ、と顔を見合わせるケンタウロス達。
皆、ルーインを見る。
顔を赤らめるルーイン、。
「長、ありがとう。我ら、ケンタウロスが、第一の働きとの事だ。しかし、ナマズマンの働きも見事であった。称えたい。そして、ゼンマイ。そなたが、いてくれたからこその勝利だ。」
「この勝利、ゼンマイに。」
「この勝利、ゼンマイに。」
ケンタウロス達が一斉に声を出す。
「ゼンマイ、言われとるよ~」
くちゃくちゃと丸々った、ゼンマイ。
「ゼンマイ、念話、皆に聞こえる様にのう。」
「ゼンマイ、良かったじゃない。頑張って~」
(某、オキツヒメ命の使い、針金虫妖怪ぜんまいと、申す。)
(この度は、ケンタウロスの気持ち、有難く受け取り申す。)
(以上)
「硬いの~」
「硬いわ~」
「まぁ、ええじゃろ、では、たべよう。」
「たべていいぞ~みんな、お疲れさんのう~」
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