第四十八話 エルフとエロフ
「長、エルフに援軍の助けを求めて話して来ました。」
ルーインに報告するケンタウロス。
「うむ、来てくれると思っていたぞ。」
「へリン・シルヴァーバーチと、ポリー・シルヴァーバーチが助けに来た。悪魔はどこに?」
いや~べっぴんじゃの。
「実は、来てくれたのに申し訳ない。倒したのだ。そして、私は、長ではなくて小豆洗いが長になったのだ。」
「ええっ」
ケンタウロスはびっくりしている。
手を挙げる小豆洗い。
「わしは、小豆洗い。長じゃ、。こやつは、百舌鳥カマキリとゼンマイじゃよ。」
「すると、悪魔は、?」
「倒した。」
ほっとしたのか、一人が座り込む。
「ポリー、みっともない。きちんとしなさい。」
「へリン姉さん。だって、はぁぁ~。良かった。」
透き通る白い肌、金色に輝く髪。へリンは、スレンダーだ。
ポリーは、胸が大きく少しふくよかに見える。
「綺麗な方、エルフ?って?いうの?」
百舌鳥カマキリは、ワクワクしながら見ている。。
「百舌鳥カマキリ、エルフと、エロフじゃ。」
誇らしげに話す小豆洗い。
「わし、本で読んだ事があるのじゃよ、エルフは、ちっぱいと言っての胸が小さいのじゃ。エロフは、胸がでかくて色っぽいのじゃよ。」
恥ずかしそうに下を向くポリー。
「んっんん。」
咳払いをするへリン。
「百舌鳥カマキリさん、私たちは、エルフです。エルフ六弓の中で白樺の木シルヴァーバーチを先祖代々家名とするエルフ一族です。」
へリンは、白樺の木で、できたであろう弓を前に見せる。
「はへぇ~いい弓じゃの。」
「ありがとうございます。」
へリンは、出来る子の様だ。
ポリーは、ぼーっと話を聞いている。
「きっと清廉潔白の白樺シルヴァーバーチから、応援が来ると思っていた。」
ルーインは、満足げだ。
「飲むか?遠かっただろう。疲れたか?」
ルーインは、両手に穢れ無き水を沸かせ、ケンタウロスに飲ませる。
「ルーイン、これは、」
身体が元気になりケンタウロスは、びっくりする。
二人のエルフも驚いたようだ。
「私は、水の使徒になったのだ。」
「ええっ」
「ケンタウロスが、水の使徒に?」
「まぁな。」
エルフも驚いている様だ。
「よかったら、」
スライダーは、手に穢れ無き水を沸かせ小さな容器に入れる。
「えっあなたも水の使徒ですか?」
姉を見るポリー。
「ポリー頂くとしましょう。」
「頂きます。」
スライダーは、穢れ無き水を、ポリーに飲ませた後、へリンにも飲ませる。
「これは、まさしく穢れ無き水。水の使徒に間違いない。」
へリンは、びっくりしてスライダーに頭を下げる。
スライダーは、ポリーが好みの様だ。
「水の使徒になったのは、分かりましたが、対岸の兵士達は、何なんでしょう?」
「あれは、キラ王国の兵隊で、どうやら、領地を広げるために攻め込んでくるようじゃ。」
「人間は、侵略が好きな様です。困りましたね。私達兄弟がエルフの長老達から言われているのは、悪魔との戦いです。」
「でも、姉さん、この地が人間の領地になったら、次は、エルフの森を攻めて来るわ。」
「うーん、しかし、うーん。エルフとして、うーん。」
「まぁ、様子見とったらええじゃろ。多分、負けんじゃろ。のう、ルーイン。」
「そうだ、取り敢えず、あそこの岩の洞窟に入っていてくれ。ゆっくりと疲れでも取っていてくれ。」
「ルート、案内してやれ。案内したら戻って来いよ。」
「はい、こっちに来てください。」
「スライダーは、一緒にいてやれ。」
「はい。」
「さて、と、」
「小豆洗い、川の上流を渡っている兵隊がいるぞ、」
ナマズマンのジッターが報告に来た。
「おお、ジッター、本当か?」
「我らナマズマンも協力するぞ。」
「ならば、ナマズマンは、兵が川を渡りはじめたら、戦いが始まった後に、逃げ帰ろうとする兵を一人残らず退治してくれ。傷ついた兵だけでいいぞ、」
「分かった。食べてもいいか?」
「ええぞ。」
川に戻って行くジッター。
「ルーイン、ここは、わしがおるから、川の上流の部隊を蹴散らせ。二馬、いや三馬でいけ。あと、一角兎達を守ってやれ。」
「あい分かった。こい、行くぞ。」
凄い勢いで、走って行くルーイン達。
「正面は、わしが守るとして、残りの三馬は、溢れた敵を倒せ」
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