第四十六話 神々の一日
「只今、戻りました。」
「おお、帰ったか?どうだった?」
「ええっご覧になられたのかと?」
「ああ、ちょっとあってな、水の神に任せたつもりで、見なかった。」
「そうでしたか。」
「で、どうだった?」
「小豆洗い達に、命の大切さを伝え、感謝の気持ちを皆に伝えてる事は、とてもいい事だと伝えました。それと、いつも見守っていると伝えました。」
「きちんと、私が見ていると言ったのだろうな、」
「はい。」
「そうか、。」
「それと、小豆洗いからの願いで、ケンタロウスの傷を治しました。その、ケンタロウスが水の使徒になりました。ケンタロウスのルー族は、水の神を信仰するようになりました。」
「はぁ?ケンタロウスが、水の使徒だと、?」
「魔物が、神を信仰するだとぉ、、、。」
「では、私はこれで、」
帰ろうとする水の神。
「まてまて、なぜ、ケンタロウスは、嫌がらなかった?」
「とても見所があるケンタロウスで、嫌がるという事もありませんでした。」
「ええ~魔物だぞ、」
「あと、悪魔に乗り移られたケンタウロスが、水の加護をもった者の力で、悪魔を追い出せた事が、ありましたので、そのせいもあるのかもしれません。」
「これは、偉い事だぞ、良くやったと言えるのかも、」
「はい。」
「いや、待てよ、全てが、変わる可能性も、いや、」
ブツブツ一人事をいう、光の神。
「突然、すまない。」
大きな土の神が、現れた。
「先ほどは、ご助力ありがとうございます。」
水の神は、頭を下げる。
「なんの、なんの、あれぐらい。」
「土の神よ、助力とは、なんだ?」
「いや、像を安置する祠を創っただけだ。」
「像?」
「私と、ケンタウロスの像です。ケンタウロスの魔核で、出来てます。」
「なに?ケンタウロスの魔核だと、?」
いい加減、面倒くさくなってきた水の神。
見ててくれたら良かったのに。、。
「それより、何が起きているのですか?光の神?」
土の神は、光の神に尋ねる。
「ああ、あの、まぁ。水の神?」
とぼける光の神。
「はい、かくかくしかじかです。」
土「迷い込んだ者達が、いたとは、」
光「そうなのだ。」
土「しかし、そのおかげで、ケンタウロスのルー族の信仰を、得た。」
光「そうなのだ。」
土「水の神、これからが、大事だな。」
水「はい。」
土「何が起こるか、わからん。気に入らない他の魔物が、ケンタウロスを攻めてくるかもしれないぞ。」
水「はい。守ってあげないと」
光「水の神だけずるいではないか?」
土「はぁ?」
水「はい?」
光「私も、ケンタウロスに信仰してもらいたいぞ。」
「だって、魔物の中でも、ケンタウロスだぞ。」
「私が、いるから、お前達がいるのではないか、」
水「はぁ。そうですが、今回は、たまたま、私だった訳で、」
光「人間でさえも、信仰がおろそかなのに、なんで、水の神だけ魔物から拝まれるんだ。」
土「そういえば、ああ、そうだ。、。、では、失礼する。」
何かを察知したのか、すぅと消える土の神。
水「それは、光の神様が、勇者を生まれさせてから、おかしくなったのではありませんか。」
光「仕方がないでは、ないか。現に人間の領土が増えて安定しているし、」
水「人間の領土が、ふえて信仰が減るとは、思いませんでしたね。」
光「言ってはいけない事を、」
水「だってそうではありませんか?」
・・・こうして、神々の一日が過ぎていく。
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