第四十四話 お褒めの言葉
「ふふっ、面白い事になってきましたね。」
水の神は、にこりと笑う。
光の神様は、見ているのかしら。
「光の神様。」
「おお、水の神よ、今宵はどうした?」
「先日の、迷い込んだ者達が、元気ですよ。」
「なんだ、どうした。」
「ケンタウロスのルー族の長に収まったようです。」
「なんで、?どうなって?」
「少しは、見てあげてれば、良いではありませんか?」
「私は、忙しいのだ。」
「ケンタウロスの長に勝った様です。」
「?でも、ケンタウロスで無いではないか?」
「それが、ケンタウロスのルー族は、面白いのです。勝負をして、勝った者が長になるという事です。」
「それならば、誰でも良いでは、ないか?」
「はい。ふふっ、ケンタウロスより強い者なんて、中々いませんしね。」
「あ奴らが、ケンタウロス達を束ね暴れだしたら、どうするのだ。」
「私は、そのような事は、しないと思いますが。」
「今日も、朝ご飯を食べる時にケンタウロス達に、命を頂きますと、感謝の意味を教え、食べ終わりましたら、ご馳走様でした。と、ご飯を作った者への感謝を教えてましたよ。」
「おお、そういうのを流行らしてくれると有り難い。」
「あの者達は、伝えるのうまいかもしれませんね。」
「どれ、水の神、褒めてきてやれ。」
「い、いえ、そんなに何度も会うわけには、」
「行ってきて、いつも見ていると伝えるのだ。」
「えっ」
「行くのだ。さあ。」
「はい。では、」
「長、」
「長、」
「小豆洗いさん、起きて下さい。」
木の下で、寝ている小豆洗い。
「ん、なんじゃ、おはようさん、ルーイン、百舌鳥カマキリ。ゼンマイ。」
朝から、元気じゃの。
「あのぅ、また、水の神様が来られましたよ。」
「ええっ、また?」
なんじゃ。今度は、。
「こちらに、」
ルーインは、かなり焦っている様だ。
そりゃそうだの。
だって神さんだもんな。
小さな岩に腰を下ろす水の神様。
相変わらず綺麗な青い髪の女神。
「へいへい、なんか用ですかな?」
おお、皆いるでないか。ケンタウロス達、シャローラビットとジッターも、ひざまついている。
スライダー、そんな目で見るな、はぁ。もう。
「元気そうですね。小豆洗い、百舌鳥カマキリ、ゼンマイ。」
「はあ。」
「はい。」
(はい。)
「皆の者、表を上げて下さい。」
「実は、今日は、あなた達が、命の大切さを伝え、感謝の気持ちを伝えてる事を誉め称えようと思い来ました。」
「素晴らしい事です。心配だったのです。いつも見守っていますよ。」
ニコリと笑顔を見せる水の神様。
「それは、それは、」
「嬉しいです。ありがとうございます。」
(ありがたき事。)
・・・。
・・・。
・・・?
「あっあと、スライダー、どうですか?私の加護は?」
「は、はいぃぃ。俺、身も心も水の神様に捧げます。」
「有難う。あなたの気持ち、嬉しいです。私を思い祈って頂ければ、私も、応援できます。」
「水の使徒として頑張って下さい、応援してますよ。」
「頑張れば、水の力を上手く使える様に、なりますからね。」
ぽ~と見つめるスライダー。
良かったのう。
・・・。
・・・。
・・・。
「あーあの、わし等以外に誰か見つかりましたかいの?」
「いえ、探しているのですが、中々。」
「そうですかの。」
肩を落とす小豆洗い。
・・・。
・・・。
「他に困った事は、ありませんか?」
「ああ、そうじゃ、あの、わし、やりすぎてもうて、無いですかの?」
「大丈夫です。光の神もいつも見守っていますよ。」
「光の神様は、なんと言ってましたかの?」
「い、いつも見ているといっていました。」
「ふ~ん。」
・・・。
・・・。
「そんで?」
・・・。
「い、いえ、では、私は、そろそろ帰りますね。兎に角、応援してますから。」
「ああっお願いしたい事がありますのじゃ?」
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