第三十四話 光の神様 其の一
「戻りました。」
「水の神、お疲れ様でした。ありがとう。ありがとう。見ておったが、どうしたものか。」
「光の神様が自らご説明されるべきです。」
「やっぱり?」
「私は、あの者達が嫌いではありません。しかし、私が説明したところで、光の神様が説明なさるまで、納得しないと思います。」
「やっぱり。」
「素直に説明し、謝るべきです。」
「やっぱり。そうか。でも、もう一度水の神が行ってみるのもどうかなぁ?」
「それは、命令ですか?」
「駄目かな?」
「分かりました。」
「小豆洗いさん、また、水の神様が来られましたよー」
ああ、よく寝た。
やっぱり昼寝は、大事じゃ。
儂、疲れているのかの。。、。
またきたのか??神様も大変じゃの。
「はいはい、先程は、どーも。どうされましたかの?」
「私、水の神として説明する事があります。」
「へい。」
「はい。」
(はっ。)
「あなた達は、元の世界からこの世界へ、空間の歪みに迷い込んで来てしまいました。」
「どうやら、その様ですの。」
「元の世界にもどるには、また、空間の歪みを発生させなくては、なりません。」
「えぇっ戻れるの〜。」
(よかったでござる。)
「で、その歪みは、水の神様が創ってくれるのですかのぅ?」
「いえ、私の力は、及びません。」
「それほどの力が必要とは、の。それに、勝手に出来るもんでも無さそうじゃ。」
ああ、そうじゃ。
「ああ、ちと、お聞きしますが、わしら以外に来てるもんは、おりますか?」
「それが、あなた達だけは、この川の近くで力を使っていましたので、私が気がつきました。」
「とても異質な力でしたから、。」
「そうでしたか、河童のやつ、きてそうじゃけどの。」
河童の事が心配な小豆洗い。
「他にだれか、きている可能性があります。私、探しますね。しかし、私達からすると、小さい物を探すようなもので、難しいですね。せめて、こう、目立つ事してくれたら。」
「河童は、潜むのが上手いから、のう。水の神様、よろしくお願いいたしますじゃ。」
先程と違って、話しやすいのが嬉しい水の神。
(某、思いますに、空間の歪みが、何故出来たのでしょうか?)
おおっゼンマイ、仕掛けたの。
「そうです。何故出来たのか?・・・。ですね。」
「申し訳ないのですが、私が話せる事は、ここまでの様です。」
「水の神様、大変でしたの、わしら、感謝します。」
「水の神様、なんか、分かったわ〜。」
(某、何故出来たのか、説明なさるまで納得できませぬ。)
「ゼンマイ、今日も硬いの」
「ゼンマイ、今日も硬いわ〜。多分、水の神様は、悪くないのよ〜。」
「ありがとう。また会える事を。」
ニコリと笑い、すうっと消える水の神。
「戻りました。」
「もうちょっと上手く出来なかったか?」
「あの者達は、大人です。言いたい事があるのに、抑えてました。」
「私の方が、恥ずかしくなりました。」
「後は、光の神様の出番です。」
「これで有れば、初めから私が行けば良かったではないか、」
「はい。」
「私は、光の神。全知全能の神じゃ。」
「はい、その通りでございます。私で、慰めが足りないようでしたら、氷の神も、呼びますか?」
「そうだな、お前だけでは、たりぬ。呼んでおいてくれ」
「分かりました。では、いってらっしゃいませ。」
「仕方ない、どれ。」
「私が、全知全能の神。光の神である。」
きおったの。親玉が。
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