表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/132

第二十一話 歯糞、目糞は、所詮、糞


「お頭、お頭~滝が見えますぜ。」


どんどん近づいて来る声。

足音は、まばらだが散らばり二十人はいるようだ、。


(百舌鳥カマキリ、姿を隠せ。儂の懐に来い。)

(はい。)

(血の匂いがするでござる。)

透明になり、滝より少し下の岩陰に潜む小豆洗い。


「爺、いるか?」

「いや、いね~ようでさ。」

「あの野郎、嘘こきやがったか?」

「畜生、嘘こきやがったな。」

いきり立つ人間達。

「村に戻るぞ」

「へい。」

「へい。」


身なりが汚いが、お頭といわれる人間は、立派な鎧を着ている。

(どうやら、盗賊の様じゃな。)

(村って、アキノさんの村かしら?)

(じゃろうの、う~ん、どうしたものか。う~ん)

盗賊達の後ろを歩く。

こいつらは、ろくでもないの。

(小豆洗い殿、某、そこの人間乗っ取りもうそうか?)

(あかん。駄目じぁ。よいかの、歯糞、目糞は、所詮、糞じゃ。一時的とはいえも、糞に手を突っ込むような事は、するな。)

(は、流石で、ござる。小豆洗い殿。)

(よいかの、ゼンマイ。そなたは、綺麗なんじゃ、決して、自分を汚すような事するなよ。)

(は、はは~感嘆でござる。)

(よかった、あたし達、小豆洗いさんと一緒で。)


アキノ達の村に来た。

村にも、別動隊の盗賊がいたようで、人が溢れている。

端にアキノ達が見える。

「なんかあったか、?」

「なんも、ありません。相変わらずしけた村です。」

「まぁそんなにゆうなよ、大事な、大事な村だぞ。だ~はっはっはっ」

「燃やしちまうか~くくくっ」

「そんな事より、爺いなかったぞ、どうなってんだゴラァ」

アキノの父親が蹴られる。

「申し訳ございません。いつもは、いるのですが、分からない。」

「俺らに噓こきやがったな。そいつ、殺せ。」


しゃあないの、。

(百舌鳥カマキリ、ゼンマイ、いいかの、儂が指示するまで、絶対何もするなよ。)

(は、はい、お任せします。)

(は、いつでもお声掛けください。)

(後ろ辺りに絶えずいてくれよ。頼む。)

(はい。)

しゃあない。


村の入口に戻り、

「なんじゃ、凄い人だのう。」

「あ、小豆あらいさん、」

「お爺ちゃん、」

村人たちがこちらを見る。

「なんだ、小汚い爺だな。」

「こいつが、村抜けした奴が言っていた奴か、ほんとに旨いもん食えるのか、?」

茶色の村人姿の小豆洗いを見て話す盗賊達。


「村抜け?なんじゃ一体」

「死にかけの、この村の奴が、偉い遠くで、元気に歩いていやがったからよ、とっ捕まえて、身ぐるみはいで、ひゃ~ひゃ~。ぶち殺してやったらよ、中々、死なね~のよ。」

「な、んと。」

「女は、楽しめたけどな、ひゃはは。」

「お頭が、変な事に気が付いて、一思いに殺してやるから、何があったのか聞いたらよ、飯食っただけってぬかしやがる。」

「おい、しゃべりすぎだ。うるせぇ。黙れ。」

シーンとする。

盗賊のお頭は、小豆洗いを見ると、唾を吐く。

「爺、なんか食わせろ。」

「わかった。そこの村人にも手伝ってもらうが、いいかの?」

「ん、選べ。」

「アキノの母ちゃん、ええかの?」

「えっ、は、はい。」

「逃げたら、全員殺すからな。」

「鍋、二つ持てるか、」

「は、はい。」


村から、出ていく、二人、。

「こらえるんじゃ。のうぅ。」

ニコリと笑ってアキノの母親を見る。


アキノの母親は、泣いているようだ。








盗賊登場です。

読んで頂きありがとうございます。

いいねや、評価いただけると嬉しいです。

宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ