第二話 霧の中の決闘
朝霧が深く、日が明けるのが遅いようだ。
河童は、どこに行ったんだろかの、。、。
が、新しい出会いもあった事だ、。
まぁええじゃろ。
懐に収まるカマキリをみて思う。
こやつは、何があって今に至ったんだろうか?
儂らには、儂らしか知りえない事がある。
若輩者のようだから、手ほどきの一つぐらい、、ふふふっ、。
新しい事なぞ、なかなかない事ゆえ、のぅ。
竹藪に足を入れた時に、何かが変わったような気がした。
あきらかに清々しい水の匂い。
森深く渓流に入った様な。
ぬぬっ
霧が濃い。が、空気が澄んだ。全く違う場所だという事は、分かる。
やられた、、、。河童、、、。お前もこうなったんか?
河童の二の舞を踏むわけには、いかん。
「き、貴様〜」
小豆洗い、身体を透き通らせ、カマキリから三、四歩距離をとる、、。
物凄い妖気を出し、威嚇すると共に、右手に、念力を込め握りしめて一粒の小豆を、創り出した。
「嵌めよったなぁ~」
右手の親指で弾かれた小豆は、弾丸の如くカマキリの腹に当たろうとしていた。
「んアッ、あ、あアッ」
カマキリの下の穴から、鞭の様なモノが、出てくるとともに、小豆を弾いた。
「アッああ、アアアア〜~」
鋼鉄色のそ奴は、くねらせながら穴から出てきた。
「わしの小豆が、」
弾かれ地面に刺さった小豆をほじくり出して見ると、端が欠けていた。
「おのれ、わしの大事な小豆を〜」
ぶち切れ顔の小豆洗い。
が、そこは、歴史深い小豆洗い、距離をとる。
「待って、く、下さい。はあ、はあ、」
カマキリと同じぐらいの大きさの、くねらせながらトグロを巻く鋼鉄色のそ奴の方に、カマキリが向かって行く。
「落ち着いて頂戴」
後ろを見せたカマキリに、小豆をぶち込んでやろうと思ったが、様子見。。
(しかしながら、某が守らなんだら、穴が空いてましたぞ)
念話か?
鋼鉄色のそ奴は、カマキリを襲わない様だ。
「河童もここに連れてきたのか?何処じゃカマキリ〜亡き者にしよったか?ああ〜」
こんなにキレたのは、いつ以来だろうか?と小豆洗いは、思った。
ただ、大事な小豆が弾かれ端が欠けた事が悔しかった。
悔しかったんだ。
「ち、違うんです、私達も何の事だか、分からないのです。小豆洗い様。」
「わしゃ騙されんぞ、わしの小豆を弾くなんて、そ奴は、何もんじゃ。」
「も、もう良いから、お入り、」
(しかしながら、)
「もういいから、さあ」
そ奴は、カマキリのいう事を聞き下の穴をまさぐり入っていく。
「んっんんっ」
「アッああ、ああ、んっ。」
「わ、私達も初めての事です。」
「ほ、本当なんです。」
無防備に横たわりながら、奴を受け入れ、こちらを見ている。
「一体どういうことなんじゃ」
書いていることが嬉しく感じる気がします。
なんか楽しいのです。
宜しくお願いします。




