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1 平凡の終わり
学校の帰り道。
俺は高校の友達と帰宅路についていた。
「じゃぁ、俺はここで曲がるわ」
「分かった、また明日な 」
そう言って友達と別れたあと、俺は1人で帰っていた。
(帰って何しようかな…)
そう考えている内に俺は家に前まで来ていた。
だが、そこにはいつもと違う光景が映っていた。
家の門は壊れ、窓ガラスはそこらじゅう飛び散り、庭の木は倒れていた。
だが、それ以上に…
(なんなんだよ…この殺気は…!)
俺は家にいた姉のことを思い出し急いで家の中に駆け込んだ…