表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
教育と分断  作者: 明日香狂香
地域教育
7/14

都市型地域

 都市部でも、地方都市の場合は、農村型の特徴をまだ残している。なので出身地などの生まれで持って、仲間かどうかを判断する。しかし、大都市部においての差別教育はより深刻だ。共同作業が少なく、流動性もある。生まれなどの個人の持っているものを指標にはできない。


 地域教育が行なえない。地域での評価基準のようなものないために、いきなり国単位のような学校教育に移行してしまう。


 このことは、絶対的な一つの価値感で他者を評価するようになる。実はもっとも恐ろしいのが、この点だ。人や物には多様な価値感のあることを学ぶことなく、単一の価値感でのみ評価される。一度社会的評価がなされれば、それがどこまでもついてくる。


 農村型であれば、地域への貢献度という価値感があった。しかし、大都市ではそれがない。さらに悪いことに地域への貢献度は個人への貢献度と解釈されてしまう。今の日本で言えば、国会議員が地方へともって来た公共事業が、特定の企業のためのものと解釈されるようなことだ。

 地域というコミュニティは意識から消失し、個人と国家が直結された世界観が生まれている。

 そして、これに拍車をかけたのが、SNSの普及だ。SNSによって地域という意識がさらに薄まってしまった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ