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CHICKE逃げ!!  作者: 阿羅修
第二章 《鳳凰山の老師・修行編》
16/24

第14羽 ~進化の狭間~

追記 8/8

羽数を15→14へ変更しました

「そういえば、外がやけに明るいけど、もう朝?」


夜なら、帝の使いの顔も、ここまでハッキリ見えないだろう。


「そうに決まってるやろ? ま、”妖力(ようりょく)”を一気に消費すれば、こんだけ寝て

しもうても訳あらへんて」


「やっぱそうか……爺さん怒ってた?」


心配そうに言う俺に、微笑みながら優しく答えてくれる。


「これが、ジジィのやり方なんよ。限界まで体を使い、十二分(じゅうにぶん)に休息する。

そのおかげで、アンさんのレベルも相当上がってるかんなぁ」


その言葉に続けて、現在のレベルとスキルを教えてくれた。



■■■



------------------------------

NAME [長鳴 比内(ながなき ひない)]

M’(モンスター)NAME [進化途中]

CIASS [王鶏(チキング)+]

RANK [C+]

LEVEL [45]


【SKILL】

脳力拡張(人脳(ひとなみ)) (みかど)(つか)

跳躍(ちょうやく) 超速(ちょうそく) 第六感(シックスセンス)

進化の(まゆ) 厖-ボウ- 啄-ツイバミ- 睨-ニラミ- □- -

------------------------------



・進化の(まゆ)

 進化途中の状態。次のクラスへ進化する際に消滅する。


超速(ちょうそく)

 瞬足(しゅんそく)の強化版。(新幹線の速さ)



■■■



「……ちょっとまて。なんで進化する前に、スキルが追加されてるんだ?」


「それは、アテにも分からんなァ。多分、”進化の(まゆ)”ってのが関係してると

思うんやけど……ジジィに聞いた方が、早いんとちゃう?」


(それもそうだな)と納得し、帝の使いの膝から降りた。すると、いきなり

スゥ……っと、帝の使いが俺の頭に入ってくる。


「アテも付いていくわ」


その言葉に、俺はごく自然に「分かった」と返事してしまったが……。

この判断が、後に大事件を起こすなんて、誰も予想が付かなかった。



■■■


「爺さん! おはようございます! ちょっと聞きた……」


本堂(ほんどう)の扉を開けた瞬間、何かが俺の頭上から降ってきた。それを、

俺は左へ受け流すことができずに、直撃してしまう。そして、分かった……。


「金色のペンキだこれ!」


ずっと嗅いでると、頭がキマってきそうなこの臭さ。ベトベトさ。うん、

ペンキだ。って、なんでこんな物が頭上から……。そう感じているうちに、俺の

体に変化が訪れ始める。ペンキの色が、俺の体を染め上げ、馴染んでいく。


そんな状況に目が点になっていると、奥から爺さんがノコノコとやってきた。


「ふむ、成功のようだな。お主がそろそろ、”(よう)”の力を扱える体になると

思ってな。そのために、修行に役立つ力を授けた。と言っても、進化するまで

の、臨時的な物だからのぉ。まあ、後々いらなくなるスキルだ」


「って事は、これやったの爺さん……いや、”ジジィ”のせいか」


金色の、やけに神々(こうごう)しい翼を輝かせながら、ジジィに突っ込む。

って、翼がどんどん光ってく。ってか、翼そのものが発光してるような……。


そんな事を考えながら突っ込んだ俺を、爺さんは軽く受け止めてからニヤリと笑い。


「ふむ、ちゃんとスキルも使えてるようじゃの。その、悪目立ちする光こそ、

その金色の体の恩恵。スキル名”煌-カガヤキ-”だのぉ。そして、お主の今の姿を

名に表すなら、”金鶏(きんけい)”と言ったところか」


「ジジ……いや、爺さん。アンタ、一体何のスキルを……。こんなの、”神様”の

ようなスキルじゃないか。他人にスキルを与えるなんて、神の使いでも……」


そんな俺の言葉を、おどけた様子で「はて、ジジィ? なにも聞こえんのぉ」と

返されてしまった。この爺さん、俺が知った事が、正体の全てなのだろうか?


次回更新は、早めにしようと思います。

できれば、平日の内に。

そろそろモチベが上がるので。


P.S.

スマホは、とりあえず今月の25日までは

なんとかなりそうです。多分……。


P.S.のP.S.

そんな中、俺は未だにチキンクリスプを

食べています。やめられない止まらない。

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