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CHICKE逃げ!!  作者: 阿羅修
第二章 《鳳凰山の老師・修行編》
14/24

第12羽 ~トラ・トラ・トラ~

追記 8/8

羽数を13→12へ変更しました

「クォケクックゥ~ルルルルル!!!」

と、目覚まし時計に負けないかそれ以上の、うるさい鳴き声と共に、目が覚めた。

……そうか、俺の鳴き声か。そういえば、(ニワトリ)になったんだっけ。


まだ、半分閉じている瞼を羽でこすり、「ふわぁあ~」と、アクビを1つ。

朝の冷たい空気が脳に吸収されるのと同時に、だんだんと視界がはっきりして……

この姿になった事・この姿になった事は現実なんだと、再確認させてくる。


『おはようさん、よう眠れたん?』


そんな最中にいきなり(頭の中から)声をかけられ、俺の心臓(チキンハート)は、アホほど活発に動きだした。


「び、びっくりさせるなよ……ま、まあこんだけ寝れば、嫌でも疲れは取れるわ。

ホントに、あの爺さん様々だなぁ。寝床を用意してくれて助かったよ……」


あの後、疲れを取るには睡眠が一番! と、寝床を用意してもらい、

その好意に甘えて、朝までスヤスヤと眠っていたわけだ。


『……アンさん、そないにボケ~っとして大丈夫なん? 今日から、修行が始まるんやし、シャキッとしなきゃ駄目だかんなぁ』


「わ、分かってるよ。とりあえず、爺さんがいる場所に行かないと。……布団とかそのままでいいのかなぁ?」


『アテがしまっとくから、心配せんでええよ』


その言葉と同時に、俺の頭から出てきて、テキパキと片付けを始めてくれた。

その行為に甘えるとして、俺は 庫裏(くり)を後にする。



■■■



帝の使いから、本堂(ほんどう)(爺さんに放り込まれた場所がそうらしい)に行き、座禅(ざぜん)を組む爺さんを

見つけた。喋りかけて良いものか迷っていると、爺さんの方から話しかけてくれた。


「ふむ、その様子を見るに、よく眠れたみたいだのぉ」


「は、はい。おかげさまで……」


「それなら良いわい。さて、昨日無駄にした分、とっとと修行を始めたい所だが……

その前に、お主の”修行相手”について教えておいた方がええかのぅ。まあ、ざっくりだが」


それから、爺さんは色々と教えてくれた。この世界には、いわゆる魔法と同じ力、

妖力(ようりょく)が存在する事。その力を使えるのは、帝に(つか)えるものを除くと”12匹”しか

居ない事。そして……。


「その者達は、五行を東西南北に見立て、各地域に生息しておる。そして、この辺りの地域……

”火の南方(なんぽう)”では、”虎”が一番強い幻獣となるのぅ。つまり……」


「虎を倒しまくれ……と。って、俺の人生……じゃなかった。鶏生(ニワトリせい)……運が無かったらすぐ終わってたって事?! 二度も遭遇して、良く生きてたよ俺! 凄い!」


「つまり、お主は”逃げ足だけは百人前”だという事。ならば、その自慢の足を

”逃走”から”攻撃”の手段に変える必要があるのぉ。まあ、最初は実践あるのみ。

……私についてきなさい」


「あ、はい!!」



■■■



寺院の裏手から続くけもの道をひたすら歩き、体感時間で30分経った場所に、

草や花が()(しげ)る草原が広がっていた。


「って、てか……ここまで来るだけでも疲れが」


「この位でへこたれるようじゃ、虎にすぐ殺されてしまうぞ? ほれ、もう……」


爺さんが向いた方向を見てみると、木々の間から怪しい目線を感じ、低いうなり声も

聞こえてきた。(……あ、これ前と同じパターンだ)


そう思う矢先、奴らは俺めがけて飛び出してきた。


「「「GAAAAAAAOOOO!!!!!」」」

「いやぁあああああ!!! 助けてええ!!!」

最近、生れて初めてチキンクリスプを食べました。

鶏肉も悪くないですね。100円でお得ですし。(^q^)


P.S. 8/7

少しだけ加筆修正しました。

前回との繋がりができたと思います……。

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