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フロスブルグの薬売り  作者: 李音
15/32

    フロスブルグの白き乙女4

 見捨てられた街フロスブルグでは、墳血症の患者達の絶望が僥倖(ぎょうこう)に変化しつつあった。特効薬を飲んだ患者たちは、数日を経て次々と回復していた。

「看護婦さん、血が止まった!! 俺は助かるのか!? 本当に本当に、助かるのか!?」

 今は病院となっている教会の一角で、若い男性がこの上ない歓喜と、深い疑いを声に出していた。

「ええ、助かりますとも。もう誰も死にはしません、特効薬があるのですから」

 男性の近くにいた看護婦は、目に涙を浮かべながら言った。そんな光景が、教会や修道施設のあちらこちらで見られた。阿鼻叫喚の世界と化していた教会は、シェルリ達がきてから一週間ほどで希望の光が満ちる世界へと激変した。墳血症の患者たちは、シェルリの事を呼んでは、まるで女神にでも会ったような態度で礼を言うのだった。シェルリはその度に、裏で頑張っているニイナやエレーナの事を説明し、自分は何もしていないときっぱり言い切った。

 三日後には更なる特効薬が来る。今度はミースが鞄に薬瓶を詰めて持ってきた。これでほとんど全ての墳血症患者に特効薬が行き渡った。ひとまず安心してよい状況となり、患者の噴出した血を処置する必要がなくなった事により、休みなしに働いていた看護婦たちは休息が取れるまでになった。病院の状況は劇的に落ち着いた。

 余裕ができると、シェルリはリリナの事が気になりだした。シェルリは間違いなくどこかでリリナの名を聞いていたと思うのだが、それは非常に些細な記憶でどこで聞いたのか思い出せない。本人に直接聞けば良いと思ったが、その前にミースと一緒にニイナのところに一度帰ることにした。陰の功労者であるニイナがいたからこそ、フロスブルグの状況は改善されたのだ。まずはお礼を言わなければならない。


 シェルリとミースが帰ると、ニイナはまだ特効薬を作っていた。シェルリ達が調合部屋となっている書斎に入ってくると、ニイナは手を止めた。

「よう、二人とも何だか久しぶりだね」

「もう一週間も会っていませんよ」

「そんなになるか……今回は大変だったな」

「ニイナさんのお蔭で、沢山の人が助かりました。本当にありがとうございました」

 シェルリが頭を下げると、ニイナはいらないと言うように手を振った。

「ここの人達が助かったのは、お前の病人を助けるという意思が強かったからだ。わたしはその意思に従っただけだ」

 シェルリと言う一人の少女の固い意志が、この街にいる墳血症患者を救ったのは確かな事だった。

「エレーナさんにもお礼を言わなきゃ」

「ああ、あいつは休んでるよ。しばらくは起きないだろうな。この一週間、助手として酷使したからねぇ」

「あのお姉ちゃんは、薬師なの?」

 エレーナがニイナの助手になった事情を知らないミースが聞いてきた。ニイナは再び調合の手を動かしながら言った。

「独学で薬師の知識を得たと言っていたが、かなり良い線いってるよ。シスターなんて辞めて薬学院に入れと言っておいた」

 エレーナには薬師としての才能があったのだ。だからこそ、この一週間、天才薬師ニイナについてくることが出来た。

 それからニイナは欠伸をした後に、伸びをしながら言った。

「予備の特効薬を作ったら、わたしもゆっくり寝る事にするよ。今度の調合はちょっとばかりハードだったな」

 シェルリ達もこの日は貴族の屋敷で休み、翌日にエレーナを加えた三人で病院に戻った。患者たちの症状は落ち着いたものの、まだまだやる事は尽きなかった。何よりも急務だったのが、食料の調達である。患者が元気になって食欲を取り戻してきていたので、修道施設の倉庫の食料が急激に減っていたのだ。

 シェルリはどうしたら良いかと、エレーナに相談する。そうするとエレーナは、誰かに途方もない悪さをしたかのような、申し訳なさそうな顔になって言った。

「食料の事は大した問題ではありません。まだまだこの街には、食べる物が残っていますから」

 エレーナの言い方が、シェルリの中で引っかかった。

「食べる物が残っているっていうのは、どういう……」

「それはですね、つまり……食べ物を拝借するということです」

 エレーナはとても言い辛そうだった。シェルリはそこまで聞いて納得した。

「それは拝借ではなくて、放置された食べ物を有効利用するという事ですよね」

「……なるほど、ものは考えようですね」

 エレーナはシェルリの言う事を聞いて、靄が晴れたというような微笑を浮べていた。

 フロスブルグから逃げ去った人々は、感染を恐れる余り食べ物を置いていったのだ。食べ物から病気が感染するなど、そんな根拠はどこにもないが、誰か一人が食べ物も危険なのではないかと言うと、それが瞬く間に街に広がった。貴族街の屋敷の倉庫には、穀類はもちろんの事、干した肉や魚、上等のワインの樽等が詰まっていた。

 シェルリは病院の看護婦の半分を連れて、この日は食料集めに奔走した。

 シェルリが街中を走り回っている間、ミースは病院の中にいて、いつの間にかリリナと友達になっていた。リリナは一〇歳でミースは八歳、二人とも少し歳の離れた姉妹のような感覚で直ぐに仲良くなった。リリナは一〇歳にしては大人びていて、取り留めのないミースの話をよく聞いてくれた。

 夕方頃にシェルリ率いる食料調達隊が帰り、夜にはそれらを使った食事が出た。豊富にあった鹿や牛の肉で作ったたっぷりのシチューに、乾パンにチーズ、レタスの緑が鮮やかなサラダまであった。食欲旺盛となった患者達はそれらを旨そうに食べ、中にはお替りしたり、看護婦の許しを得て少量の酒を飲む者まであった。今まで有り得なかった患者同士の談笑が、病院中を明るくしていた。

 シェルリとミースは、調合部屋で食事をしていた。

「ミースね、今日リリナとお友達になったよ」

「まあ、どんなお話をしたの?」

 シェルリはリリナの事がずっと気になっていたので、ミースの話に真剣に耳を傾ける。

「リリナね、貴族なんだって、お父さんがすごく偉い将軍様だったんだけど、最近死んじゃって大変なんだって」

 その時、シェルリの持つスプーンが手から滑り落ちて床を跳ね、微かな金属音を響かせた。

「お姉ちゃん、スプーン落ちちゃったよ」

 ミースがスプーンを拾ってシェルリを見ると、様子がおかしいので首を傾げた。シェルリは呆然とし、何かに怯えるように震えていた。

「……ああ、あの子は、将軍様の……」

 それ以上は声にならなかった。シェルリはようやく思い出した。アリアの薬屋が焼かれる前の事、シェルリの前に特効薬を求めて来たグラニド将軍がリリナという名を口にしていた。リリナは、シェルリを逃がす為に命を落としたグラニド将軍の娘であった。それを確信したシェルリは、胸が何かに押さえつけられるように苦しくなった。

「行かなきゃ、あの子の所に」

 シェルリは見えない力に突き動かされるように、ミースの前で立ち上がり、食事を放棄して外に出ていった。ミースには何が何だか訳がわからなかった。

 シェルリはリリナが近くにある家から来ている事は知っていた。すぐにエレーナに会って、リリナの居場所を問うた。それからすぐにリリナの家に向かう。もう夜だし迷惑になるとも思ったが、いてもたってもいられなかった。

 リリナの家は、貴族が住むには余りにも貧相なものだった。フロスブルグ南側にある下層階級の庶民が住む貧民街から少し離れた場所にある僅かな庭のある一軒家、それは貧民街に立ち並ぶ家々と同等で、家よりも小屋と言う方が正しい様相だ。

 シェルリは家の前まで来て、(はや)る意識に急き立てられ、躊躇いもなく黒ずんだ色の木戸を叩いた。出てきたのは四〇過ぎの女の召使だった。

「こんな時間に押しかけてすみません、どうしてもこちらにいるお嬢様とお話ししなければならない事があるんです」

 シェルリが頭を下げると、召使は訝しげに口を開いた。

「お嬢様のお知り合いの方でしょうか?」

「教会で一緒に働いています。シェルリと言えば分かると思います」

「少々お待ちください」

 召使は丁寧に頭を下げた。召使の慇懃な態度から、こんな山小屋に近い家にいるような者ではないと明らかに分かる。リリナと共に、やむなくこの家に移り住んだのだろう。その理由は、シェルリなら容易に想像できた。

 間もなくして、小屋の奥の方から走ってくる足音が近づいた。入り口まで走ってきたリリナは、シェルリの事を見て嬉しそうな顔をしていた。遊びに来てくれたとでも思ったのだろう。リリナの寄せる好意が、シェルリの苦しみをより深い者にする。

「ようこそいらっしゃいました、お姉様」

 リリナはスカートの裾を摘まんで軽く頭を下げる。その貴族然とした挨拶だけで育ちの良さが分かる。そんなリリナに、シェルリは目を伏せて言った。

「今日は、どうしてもリリナにお話ししなければならない事があって来ました」

「どうぞ、お上がりになって!」

 リリナはシェルリの手を引いて中に招き入れた。それから召使にお茶の用意を頼み、奥の部屋に案内する。その時までリリナは、シェルリとの楽しい一時を想像していた。

 シェルリは召使がお茶の用意を終えて姿を消すと、顔を上げて目の前のリリナを見た。悲哀の中に沈み込むシェルリの姿から、リリナは自分の中にある喜びを消して黙った。

「お話ししなければならないのは……貴方のお父さんの事」

「お父様の?」

 シェルリはどう言ったらいいのか言葉が浮かばない。沈黙が続き、静けさが気になった召使がそっと部屋の様子を伺っていた。

 迷っていたシェルリは考えるのを止めて、真実を有りのままに伝えようと決めた。

「あなたのお父さんは、わたしの為に死にました」

 それを聞いたリリナは、無表情のまま固まっていた。覗き見していた召使の方は、驚いて息を飲む。

「あの日、将軍様は、わたしを逃がす為に王国騎士団と戦い、そして…………」

 シェルリは耐え切れなくなり、涙を零すと同時に両手で顔を覆った。

「ごめんなさい……あなたのお父さんは、わたしのせいで、亡くなったの……」

 その時、リリナは凛とした表情に強い意思を示して言った。

「もしかしたら、そうじゃないかって思っていました」

 えっと思って、シェルリは顔を上げる。その瞳から涙が零れ落ちた。

「お父様は、わたしの命を助けてくれた人に酷い事をしたと言って、後悔していました。だから、今度はその人の為に戦うんだって言って、出ていったの」

 その時、召使が部屋に入ってきた。その手に一通の手紙を持っていた。

「お嬢様、これを」

 リリナは頷いて手紙を受け取る。

「お父様が残した手紙です。読んで頂けませんか?」

 シェルリは無言で頷くと、涙を服の袖で涙を拭いてリリナから手紙を受け取りる。手紙にはシェルリの事が書いてあった。その中の一文にシェルリは目を止めた。

『わたしは人間としての誇りを失った。お前、リリナの命の恩人に、わたしは非道な仕打ちを行ったのだ。故に、わたしはその者の為に戦う。騎士として、人間としての誇りを取り戻すための戦いだ。わたしは命を落とすかもしれぬ。もしそうなっても、お前は強く生きるものと信じている。リリナは、このわたしの娘なのだから』

 手紙にシェルリの名は示されていなかったが、リリナの命の恩人がシェルリなのは間違いなかった。シェルリが手紙を読んだ後に、悲しそうにリリナを見つめた。

「特効薬を持ってきたお姉様を見て、わたし直ぐに分かりました。きっと、お父様はこの人の為に戦ったんだって」

 リリナの目にも涙が光った。少女はその潤んだ瞳でシェルリを見返して言った。

「ずっとお礼を言いたかった。お姉様、ありがとう。お姉様のおかげで、わたしは墳血症から救われました。今こうして生きていられるのもお姉様がいたからです」

「貴方は、わたしを恨んでいないの? お父さんは、わたしのせいで死んだのよ」

 リリナはゆっくりと首を横に振る。

「お父様がお姉様を守らなかったら、病院の人達も救われませんでした。お姉様がここにきて、お父様のしたことは正しかったんだって分かって嬉しいんです」

「リリナ……」

 まだ一〇歳のリリナは、グラニド・ベルクの娘としての誇りを胸の中に持っていた。年端もゆかない少女の誇りに、シェルリの気持ちは救われた。

「わたしに出来る事があったら何でも言って、将軍様から授かった恩を貴方に返したいの」

 リリナはそれを聞くと、表情がぱっと笑顔に変わった。その様子は心底嬉しそうだった。

「あの、もしよろしければ、わたしをお姉様の側にいさせて下さい。お父様が命をかけてまで守った人の側で、お役にたちたいんです」

 シェルリはリリナの予想外の申し出に驚き、迷いを見せた。王国の意向に真っ向から背き、特効薬を売り続けるシェルリの行く先には危険しかない。しかし、真剣な光のある碧眼で、真っ向からシェルリを見据えるリリナからは、確固たる決意が伺えた。困ったシェルリの視線は、リリナの側に立つ召使に移った。すると召使は言った。

「ご迷惑かと存じますが、どうかお嬢様を御側に置いて下さいませんか。それが、亡くなったグラニド様に、お嬢様がお答えする唯一の方法なのです」

 召使がリリナを止めると思っていたシェルリは固まってしまった。それから召使は、グラニドが亡くなった後の事を話した。

 シェルリを守ったグラニド将軍は、裏切者として処分された。リリナは裏切者の娘という烙印を押され、華やかな大将軍の娘としての生活から一気に転落し、今のこの家に逃げるように移ってきたのだと言う。財産は全て王国に没収された。新たに始まった生活は、貧民街の人々と程んど変わらず、その日に食べる物を得る事すら難しい貧困に喘いだ。それでもリリナは、グラニド・ベルクの娘としての誇りを持ち続け、どんなに苦しくても、大貴族としての気品を失わずに凛として生きていた。そんなある日、城から使者が来た。誰からの使者かは分からなかったが、その者はリリナをもっと安全で豊かな生活が出来る場所を提供すると言ってきた。それを聞いた召使は、これでお嬢様は救われると涙が出る程喜んだ。ところが、リリナはそれを頑として受け入れなかった。リリナは困り果てた使者に言った。

「わたしは絶対に逃げません。何故なら、お父様が正しい事をしたと信じているからです。わたしはこの場所で、お父様に恥じないよう生きていきます」

 一〇歳の少女とは思えない言葉に使者は驚き、流石はグラニド・ベルクの娘だと感心させられた。その後すぐに、墳血症の恐怖がフロスブルグを席巻し、激しい混乱の末に人々は次々と街から逃げ出していった。リリナは街に止まり、墳血症患者が教会に集められていると聞いてそこへ行った。それはリリナにとって、グラニド・ベルクの娘としての誇りを示す闘いだった。

 召使が話を終える頃には、シェルリの中から迷いが消えた。リリナが父グラニドを信じてここまでやってきたと言うのなら、リリナの申し出を受け入れる事が自分の為に命を捨てたグラニドに恩を返す事だと悟ったからだ。

「言っておくけれど、特効薬は薬王局で認められていない違法な薬で、それを売っているわたしは王国騎士団から狙われています。わたしと一緒にいるという事は、とても危険なことなのよ」

「でしたら、わたしもお姉様と一緒に薬を売ります。そうすれば、天国のお父様は褒めて下さると思います」

 危険など意にも介さずにそう言うリリナの姿は、シェルリの目にまるでグラニド・ベルクが目の前にいるように映った。

「分かったわ。一緒に行きましょう、リリナ」

「ありがとう、お姉様!」

 リリナは立ち上がり、シェルリの所まで来て抱きついた。シェルリはそれに答えて、リリナの後ろ髪をそっと撫でた。それは、シェルリとリリナが姉妹としての縁を結んだ瞬間であった。

 シェルリ達が滞在している屋敷にリリナが来た時、ニイナは少し驚いたが、ミースは大喜びだった。シェルリが事情を話すと、ニイナは特に問題はないと言い、ミースはリリナと一緒にいられると聞いて、さらに喜んでいた。

 

 シェルリ達がフロスブルグでやるべき事は終わった。街に残された墳血症患者の全てに特効薬が行き渡り、全員が快方に向かっていた。ニイナは万全を期して、予備の特効薬まで作っていた。

 翌日、シェルリはレクサスの姿を探した。材料を手配してくれた彼にもお礼が言いたかった。レクサスの居場所はニイナが知っていたので、探すのは簡単だった。

 レクサスが宿としていたのは、騎士団の宿舎だ。今は常駐している騎士などいないので、レクサスは沢山ある部屋を好きに使っていた。

 シェルリが宿舎に着くと、厩の方から嘶きが聞こえてくる。宿舎は横に長く、青い屋根の二階建てで、一階につき一〇の部屋があった。レクサスは一階の入り口のすぐ近くの部屋でくつろいでいた。シェルリが扉をノックすると、レクサスはすぐに顔を出した。

「お、シェルリか。こんな所にわざわざ来るとは、何かあったのか?」

「いえ、特に何かあったというわけじゃ……レクサスさんにお礼が言いたくて」

「ああ、材料の事か。礼なら後で王子に言えよ、材料を手配したのは王子で、俺はただここまで持ってきただけだからな」

「でも、レクサスさんがいてくれなかったら、この街の人達は助かりませんでしたから、だから、ありがとうございました」

「気にすんなって」

 そう言った後、レクサスはシェルリの顔をまじまじと見つめた。

「あの、何か?」

 レクサスは、いきなり顔をシェルリに近づけてきた。シェルリは男性にそこまで急接近されたことがなかったので、驚きの余り息が止まりそうになった。

「お前、顔色悪いぞ、無理しないでちゃんと休めよ」

 シェルリはかっと体が熱くなるのを感じながら、思わず一歩後ろに下がっていた。

「は、はい、今日は帰ったらゆっくりします……」

「そうかい。何かあったらいつでも来い」

 シェルリは染めた頬を見られないように、俯きながらレクサスの前から辞去した。そして帰りの道すがら、王子以外の男性に心ときめいてしまった事が、何だか悪い事のように感じてしまうシェルリであった。


 シェルリが次に行く場所はもう決まっていた。ロディスの城下町である。城下町にも墳血症が広まっているという話もあるし、王子もシェルリの母もそこにいる。だが、敵の懐に入る事にもなるので、危険も今までとは比較にならない程大きい。それでもシェルリは迷わなかった。ただ、王子の望む事をしようと一途に思うのだった。

 シェルリなニイナと話し合い、三日後に城下町に向かう事にした。出発まではゆっくり疲れを癒すつもりだった。


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