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10、エピローグ(終)
嘘
嘘嘘
嘘嘘嘘嘘
嘘嘘嘘嘘嘘嘘
嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘
嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘
積み上げた。
八百も。
その嘘も暴かれていて、むしろ嘘を吐かれていた。
孤立していた。
生還した俺を待っていたのは、寂寞と不安。
俺自身が嘘つきだから、世間知らずな俺が周りの人間のことは信じたいって思って妄信的になってた。
だがしかし考えてみると自分と同じような存在が周囲に集っているとしたら……。
そう考えてしまった自分が嫌になって、首をぶんぶん振った。
「孤立だって厭わない!」
とか思っていた。
でもそれは勇気でもなんでもない。
ただ逃げてるだけだって知ってはいた。
そして嘘が生み出した亀裂。
……埋めたい。
それにはやっぱり……相応の姿勢を要するだろう。
時田まことちゃんと出会った。楓まちるだと出会った。出会った二人と別れた。
いつか、彼らがまた現れたときに、俺はどうしているだろう。
更生していたら、きっと喜ぶかな。
一つずつ、減らしていこうと思った。
……罪を。
目を閉じた。
早起きをしようと思った。
かなしいことに、嘘はこの世界の重要な構成要素。
かなしいことに……ね。
嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘
嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘
嘘嘘嘘嘘嘘嘘
嘘嘘嘘嘘
嘘嘘
嘘
それでも世界は――
リセットされない。
【虚言者根絶計画 おわり】




