雅
今日は高校の授業が終わってチアリーディング部にも顔を出した。
バイト先のバーには休みの連絡を入れた。
雅と会うからだ。
私は彼に電話を入れて近くのモーテルに呼び出した。
ガチャ
モーテルのドアを開ける。
とても簡素な部屋に大きなベッドとテレビがあるだけの部屋だ。
そこにベッドに腰掛ける雅の姿があった。
雅「久しぶりだね、ルナ。また更に美しくなったね」
ルナ「話があるんだけど」
雅「どうしたんだい?座りなよ」
ルナ「私、行きたい大学が有るの」
雅は目を見開く。
雅「なんだって!ルナ、君は賢いし美しい、どこへでも行けるさ。俺にできることが有れば何でも協力する」
ルナ「アンタ、私のどこまで知ってるの」
雅「特待生で入学して高校の成績はトップ、チアリーディング部のクイーン、スクールカーストの最上位だろ。俺は何度も君の姿を見に行ったからね」
高揚として喋る雅にルナはゾッとする。
しかし顔は整っていてお金もある癖に、私にしか興味がないなんて。
ルナ「…そこまで知ってるなら話は早いわ」
雅「僕にどうして欲しい?」
ルナ「私がバーでバイトしてたり素行が悪かったりするの知ってるよね?幸いまだ一度もバレてないんだけど。私、学長と寝てるからね」
雅「ルナ…自分を安売りするのはやめてくれ」
ルナ「私は今ボランティア活動の実績と後ろ盾が無いの。言ってる意味分かるよね」
雅「俺の息のかかった政治家達にボランティア活動を学生メインで開催させるようにする。そこで君を目立たせる。寄付金は高校と大学両方に支援する。いいかなそれで」
ルナ「決まりね。上手くやりなさいよ」
雅「俺を誰だと思ってる」
ニヤリとルナは雅の耳元で妖艶に囁く
ルナ「童貞のストーカー。女を抱いたことがない匂いがする」
雅はカァァと赤くなる。
ルナは雅を押し倒す。
ルナ「教えてあげようか、セックスを」
雅は腕で顔を覆う。耳まで紅くなっている。
少し意地悪をしてやったのだ。
ルナ「私本気なんだからさ、アンタも本気見せてよね」
そう言うとルナはすっと立ち上がり、ベッドで赤くなる雅を放置して、じゃ。とだけ言い残しモーテルを出た。




